生体・有機分子の配向(パターニング)技術

 

-  研究の概要

生体・有機分子や無機ナノ材料に固有な機能を発現する機能性ナノシートの開発を行 っています 。
ナノ・スケールの機能性材料(タンパク質、DNA、導電性高分子、
機能性低分子、ナノ微粒子
i金属、半導体、誘電体)、ナノワイヤー(金属、分子))を直接配列・配向制御して機能性
ナノシートを作製することが望ましい です が、一般的にはそれは困難で す 。そこで、機能性材料を自己組織的に配列・配向させるテンプレート基板を構築するため
材料探索、およびテンプレート基板作製技術の開発を行い、機能性ナノ材料が有機的に
配向・配列した機能性ナノシートを作製 することを目指しています 。
現在、 テンプレート基板 材料として アゾベンゼンを主鎖に含むポリアミック酸(Azo-PAA )に注目しています。
この高分子は偏光を制御した光を照射することによってその配向を制御することが可能です。


- 具体的な研究内容

 -アゾベンゼンを主鎖に含むポリイミド(Azo-PI)の光配向制御
 -Azo-PI 光配向膜上の液晶分子の配向特性
 -π共役導電性高分子の配向制御(作成中)
 -光配向パターン描画装置の試作(作成中)