アゾベンゼンを主鎖に含むポリイミド(
Azo-PI )の光配向制御
機能性材料を自己 組織的に配列・配向させるテンプレート基板
の材料として、アゾベンゼンを骨格構造に含むポリアミック酸(Azo-PAA)に注目しています。Azo-PAA
膜に波長365nm 付近 の光を照射すると、 アゾベンゼンの光異性化反応
により Azo-PAA 分子鎖の配向変化が起こります。 光照射中、Azo-PAA
分子鎖 は光の電界が最小となる方向に回転します(下図)。したがって、直線偏光紫外光(
LPUVL )を照射することにより、Azo-PAA分子鎖を偏光方向に対して垂直に配向させることができます。また、斜めから無偏光の紫外光(
UPUVL )を照射することによってAzo-PAA分子鎖の傾斜配向を誘起することができます。光配向処理後に、
この膜を250 ° Cでイミド化 することにより熱的、化学的、光的に安定なAzo-PI配
向膜が得られます。
直線偏光照射による光配向(作成中)
無偏光斜め照射による光配向(作成中)
2回照射法による光配向(作成中)
光配向膜の安定性(作成中)
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