NIMS設立25周年記念講演会
注目成果講演
NIMS設立25周年記念講演会なぜLEDの光は自然になった? ― 世界の明かりを変えた「サイアロン蛍光体」誕生秘話
今や当たり前となったLED照明。その“光の質”を劇的に変えたのがサイアロン蛍光体です。この蛍光体がなければ、今の快適な光はなかったかも?本講演では、開発者と、製品化を実現した企業の担当者が登壇。研究の発想から開発、製品化・普及に至るまでの舞台裏と、材料が社会を変える瞬間を紹介します。


演者紹介

洪 炳哲 (Hong, Byungchul)
三菱ケミカル株式会社
アドバンストソリューションズビジネスグループ
電池・エレクトロニクス本部 エレクトロニクスマテリアルズ事業部
エネルギー変換材料グループ グループ長

NIMSフェロー
電子・光機能材料研究センター 光学材料分野 次世代蛍光体グループ NIMS招聘研究員
講演内容
- サイアロン蛍光体とは?
- なぜサイアロンがブレークスルーになったのか?
- 開発の難所をどう乗り越えたか?
- 社会実装はどう実現したのか?
- サイアロン蛍光体が拓いた応用とこれから
詳細情報
| 時間 | 13:00-13:45 |
|---|---|
| 場所 | 並木地区 16.WPI-MANA棟 オーディトリアム |
| 定員 | 80名 |
| 対象年齢 | 全年齢(どなたでも) |
NIMS設立25周年記念講演会「FMS合金制振ダンパー」で建造物の耐震性の限界を超える
大規模地震において発生する長周期地震動は、遠く離れた場所にも伝わり建築物に影響を及ぼします。建物の揺れを抑える制振ダンパーは重要ですが、材料が疲労して劣化するため、定期的な交換やメンテナンスが必要です。疲労に強いFMS合金を用いたダンパーは、この常識を変えようとしています。本講演では、FMS合金の研究者と、社会実装を実現した企業の2名が登壇。研究の着想から開発、社会実装に至る舞台裏と、材料が変える社会の姿をご紹介します。

演者紹介

井上 泰彦 (INOUE, Yasuhiko)
株式会社竹中工務店 技術研究所 未来・先端研究部 先端材料グループ長

構造材料研究センター 材料創成分野 加工熱処理プロセスグループ 主任研究員
講演内容
- 地震の揺れは建物にどう影響する?「長周期地震動」とその対策は?
- 繰り返す揺れが金属を壊す「疲労破壊」とは何か?
- FMS合金は、なぜ地震の変形に強いのか?
- 制振ダンパーに求められる機能とは?
- 社会実装に立ちはだかった「壁」とは?
- 制振ダンパーと材料のこれから
詳細情報
| 時間 | 14:30-15:15 |
|---|---|
| 場所 | 千現地区 1.研究本館 第1会議室 |
| 定員 | 80名 |
| 対象年齢 | 全年齢(どなたでも) |
注目成果講演眠らない研究者? ― AIとロボットが拓く「超高速」材料開発
これまでの新材料開発は、膨大な時間と試行錯誤の連続でした。AIが有望な材料を予測し、ロボットが休むことなく実験を続けてくれたら、研究はどう変わる? 数十年かかる探索を、AIの「知能」とロボットの「機動力」で劇的に加速するNIMSの挑戦を、若手研究者が語ります。


演者紹介

マテリアル基盤研究センター 材料データアルゴリズムグループ グループリーダー
講演内容
- 材料開発はAIでどう変わるのか?
- AIはなぜ「有望な材料」がわかるのか?
- 24時間働くロボット実験の正体とは?
- AIと装置が自ら考える「自動自律実験」とは?
- どうやって材料開発用のAIを作るのか?
詳細情報
| 時間 | 10:40-11:05 |
|---|---|
| 場所 | 並木地区 16.WPI-MANA棟 オーディトリアム |
| 定員 | 80名 |
| 対象年齢 | 全年齢(どなたでも) |
注目成果講演材料もキントレで強くなる? ― 「疲労を味方にする」逆転の発想
橋や自動車などの破壊事故の原因となる「金属疲労」。もし、その疲労を逆手にとって材料を強くできるとしたら?NIMSでは、あえて疲労を与える「予疲労トレーニング」で、従来性能の限界を突破する強い鋼を実現。材料に「キントレをさせる」新発想で、壊れない未来をつくる研究を若手研究者が語ります。
- 「疲労」が材料を強くする
- U-35 ~材料開発の未来を拓く若者たち~ FILE 06/岡田 和歩
- Fatigue Limit Doubling in High‐Strength Martensitic Steel through Crack Embryo Engineering–Cyclic‐Training‐Driven Self‐Optimization - Okada - 2025 - Advanced Science - Wiley Online Library


演者紹介

構造材料研究センター 材料評価分野 鉄鋼材料グループ 主任研究員
講演内容
- 「疲労」とは何か:身近な構造物が壊れる原因
- 高強度鋼が抱えていた“疲労強度の頭打ち”問題
- 材料にキントレをさせる「予疲労トレーニング」という新発想
- き裂が生まれにくくなる材料内部の変化
- 安全性向上・長寿命化につながる社会的インパクト
詳細情報
| 時間 | 11:40~12:05 |
|---|---|
| 場所 | 千現地区 1.研究本館 第1会議室 |
| 定員 | 80名 |
| 対象年齢 | 全年齢(どなたでも) |