ニュース一覧
- 2025.03.27
- 3月25日に筑波大学の博士後期課程を修了したA.R. Dilipan(NIMSジュニア研究員)が「数理物質科学研究群長賞」を受賞しました。この賞は優秀な博士論文を称えて送られるものです。

- 2025.02.10
- 磯上慎二主任研究員らと米国Seagate Technology社との研究チームは、従来の熱アシスト磁気記録にスピントルクを組み合わせることで、記録効率を35%向上させる新たな記録原理を実証しました。
この成果は、温度差によって発生するスピンがスピントルクを生み出し、磁化反転を補助することで、従来の熱アシスト効果を増強した結果です。今後、本研究の成果を基に、鉄白金(FePt)ナノグラニュラー媒体への適用を進め、スピントルク熱アシスト磁気記録をHDDの主要記録方式として実用化することを目指します。これにより、HDDの大容量化や消費電力の削減が可能となり、次世代HDD技術の発展が期待されます。
"Thermal spin-torque heat-assisted magnetic recording", S. Isogami, Y. Sasaki, Y. Fan, Y. Kubota, J. Gadbois, K. Hono, and Y.K. Takahashi,Acta Mater. 286, 120743 (2025).
- 《NIMSプレスリリース》スピントルク熱アシスト磁気記録方式の原理実証 ~HDDの記録効率を35%向上、エネルギー削減と耐久性向上に期待~
- 2024.11.11
- 新しく赴任された方々の歓迎会を行いました(11月撮影)。
- 2024.10.29
- A.R. Dilipan (NIMSジュニア研究員)が日本電子材料技術協会・第61回秋期講演⼤会にて「奨励賞」を受賞しました。

- 2024.10.08
- A.R. Dilipan (NIMSジュニア研究員)がThe 10th SACSEM (Southeast Asian Joint International Conference on Energy Materials-2)にて「STAM Young Scientist Award 2024」を受賞しました。
授賞対象となったポスター発表は「Combinatorial sputtering synthesis of TbCu7-type Sm-Fe-based compounds: A study on phase, composition and extrinsic magnetic properties」です。

- 2024.5.27
- A.R. DilipanNIMSジュニア研究員、高橋有紀子グループリーダーらはネオジム磁石を構成するネオジム鉄化合物磁気物性値を上回る特性を持つSmFe系新規磁石化合物の合成に成功しました。
- 2024.3.28
- 高橋有紀子グループリーダー、P. Tozman特別研究員らは、Seagate Technology、東北大学と共同で、データセンタの記録装置として用いられるハードディスクドライブ (HDD) において、磁気記録媒体を3次元化することで多値記録が可能であることを実証しました。
- 2024.3.24
- A farewell group photo for Dr. Phillip David Bentley, a post-doc reseracher.
- 2024.1.11
- TRMOKEの解説ページを公開しました。
- www.nims.go.jp/mmu/facility/TRMOKE_j.html
- 2023.10.26
- Group photo after a farewell lunch for Nitipriya Tripathi, Res. Scholar, Materials Sci. & Tech., IIT.
- 2023.10.1
- 佐々木悠太氏が磁気記録材料グループに研究員として着任しました。
- 2023.9.28
- 磯上慎二主任研究員が日本磁気学会「優秀研究賞(MSJ Outstanding Research Award)」を受賞しました。「優秀研究賞」は「業績賞に次ぐ賞で、一連の研究を通して本学会の発展に貢献があった人に与える賞」(日本磁気学会HPより)です。受賞題目は「窒化物スピントロニクス材料の先駆的研究」です。
- 2022.12.5
- 茨城県科学技術振興財団(理事長:江崎玲於奈)は「2022年度 つくば奨励賞(実用化研究部門)」を高橋有紀子グループリーダー(磁気記録材料グループ)と宝野和博フェローに授与すると発表しました。授賞の対象となった研究主題及び研究内容は「FePt-C系熱アシスト磁気記録媒体の開発」です。
- 2022年度 江崎玲於奈賞・つくば賞・つくば奨励賞受賞者
- 2022.11.27
- 今村光佑氏(研修生・横国大)が日本磁気学会「MSJ論文奨励賞」を受賞しました。「MSJ論文奨励賞」とは「学生諸氏の論文投稿を奨励し、未来の研究者を育てたいとの思いで創設された賞」(日本磁気学会HPより)です。 受賞対象となった論文は下記の通りです。
- MgO(001) 単結晶基板上におけるγʹ-Fe4N 薄膜のエピタキシャル成長、今村光佑、前田悠良、大竹充、磯上慎二、二本正昭、川井哲郎、桐野文良、稲葉信幸 | DOI: 10.20819/msjtmsj.22TR620
- 2022.10.11
- 高橋有紀子グループリーダーがJST戦略的創造研究推進事業CRESTに採用されました。研究課題は「サーマルマネージメント多値磁気記録システムの開発」です。
- 2022年度戦略的創造研究推進事業(CREST)の新規研究課題及び評価者について
- 2022.8.18
- 磯上慎二主任研究員の執筆した日本学会誌「まぐね」17巻2号の特集記事「次世代スピントロニクス実用材料へ向けた逆ペロブスカイト型軽元素含有遷移金属膜の開発現状~Fe4N, Mn4N薄膜を例に~」がオープンアクセスにつき、下記リンク先からどなたでもご覧頂けます。
- 次世代スピントロニクス実用材料へ向けた逆ペロブスカイト型軽元素含有遷移金属膜の開発現状
- 2022.8.10
- 磯上慎二主任研究員らの執筆したレビュー論文「Antiperovskite Magnetic Materials with 2p Light Elements for Future Practical Applications」がAdv. Electron. Mater.誌に掲載されました。
- DOI: 10.1002/aelm.202200515
- 2022.3.31
- 高橋有紀子グループリーダーがNIMS理事長賞「実用化功績賞」を受賞しました。受賞の功績は「FePt熱アシスト磁気記録媒体の開発」です。
- 2022.3.31
- 鈴木一平ポスドク研究員がWestern Digital Japanへ移動しました。
- 2021.9.1
- 高橋有紀子グループリーダーが日本磁気学会「業績賞」(MSJ Achievement Award)を受賞し、日本磁気学会フェローに選ばれました。日本磁気学会「業績賞」とは「磁気の学理および応用に関する一連の研究を通して本学会の発展に貢献し、優れた研究功績をあげた人に与える賞」(日本磁気学会HPより)です。受賞対象は「高機能磁性薄膜のナノ組織制御に関する研究」です。
- 2021.6.15
- R. Nagalingamポスドク研究員がInstitute of Chemical Research of Catalonia (ICIQ)(スペイン)へMarie Skłodowska-Curie Fellowとして移動しました。
- 2020.12.1
- S. Sharma氏がポスドク研究員として着任しました。
- 2020.9.30
- 小川大介ポスドク研究員が移動しました。
- 2020.5.1
- R. Mandal博士研究員が東北大材料科学高等研究所の水上研究室の助教として移動しました。
- 2020.3.31
- J. Wang ICYS研究員が東北大金研高梨研究室のCSRN助教として移動しました。
- 2019.12.16
- R. Nagalingam氏がポスドク研究員として着任しました。
- 2019.11.1
- 杉本聡志氏が磁気記録材料グループ研究員として着任しました。
- 2019.9.27
- 磯上慎二主任研究員が第43回日本磁気学会学術講演会(京都大学)にて「ポスター講演賞」を受賞しました。受賞対象となった講演タイトルは「負のスピン分極率を有する窒化鉄ヘテロ接合のスピンホール磁気抵抗効果と電流誘起スピン軌道トルク有効磁場の温度依存性」(講演番号26aPS-22)です。
- 2019.4.17
- 高橋有紀子グループリーダーが第51回市村学術賞貢献賞を受賞しました。受賞対象となった開発テーマは「超高密度FePt磁気記録媒体の開発」です。
- 2019.4.1
- 高橋有紀子グループリーダーが早稲田大学理工学術院先進理工学研究科ナノ理工学専攻の客員教授に併任しました。学生募集についてはこちらをご覧ください。
- 2019.2.6
- Ruma Mandalポスドク研究員が電気学会「優秀論文発表賞」を受賞しました。表彰式は平成31年9月に岩手大学で行われます。
- 2018.11.20
- Ruma Mandalポスドク研究員らの執筆したAppl. Phys. Lett論文 がEditor's Pickに選ばれました。
- https://doi.org/10.1063/1.5052721
- 2017.9.25
- 磯上 慎二 スピン物性グループ 主任研究員が日本磁気学会「論文賞」を受賞しました。受賞論文は下記です。
- https://doi.org/10.3379/msjmag.1507R002
- 2018.3.19
- 高橋有紀子グループリーダーが日本金属学会・功績賞を受賞しました。受賞理由は「FePt磁気記録媒体の微細構造および磁化反転制御」です。
- 2017.11.20
- 磯上慎二主任研究員が11月18-19日に開催された「つくば科学フェスティバル」に「作って遊ぼう ! 自分だけのオモシロ強い永久磁石」を出展し、「つくば3Eフォーラム賞2017」を受賞しました。
- 2017.4.1
- 磯上慎二氏がスピン物性グループ主任研究員として着任しました。
- 2016.4.26
- 『Ultrahigh-Density Magnetic Recording - Storage Materials and Media Designs』がPan Stanford Publishingから出版されました。宝野和博フェロー、高橋有紀子磁気記録材料グループリーダーが第5章「L10 –FePt Granular Films for Heat-Assisted Magnetic Recording Media」を執筆しています。