大容量データストレージに対応できる磁気記録技術に必要な磁性材料とそれを応用したデバイスの開発
大容量データストレージに対応できる磁気記録技術に必要な磁性材料とそれを応用したデバイスの開発を行っています。4 Tbit/in
2を超えるハードディスクドライブの実現には、現行の垂直磁気記録方式からエネルギーアシスト磁気記録方式への移行が必要です。本グループでは、熱・高周波磁場・円偏光などのエネルギーアシストによる効率的な磁化反転を実現するための磁気記録媒体の設計を磁化ダイナミクス計測とシミュレーションを併用することにより取り組んでいます。
グループリーダーの高橋有紀子は早稲田大学から博士(工学)学位の取得を目指す学生の受け入れを行い、教育・研究指導と研究者の育成を行っています。
最新ニュース
- 2022.12.5
- 茨城県科学技術振興財団(理事長:江崎玲於奈)は「2022年度 つくば奨励賞(実用化研究部門)」を高橋有紀子グループリーダー(磁気記録材料グループ)と宝野和博フェローに授与すると発表しました。授賞の対象となった研究主題及び研究内容は「FePt-C系熱アシスト磁気記録媒体の開発」です。
- 2022年度 江崎玲於奈賞・つくば賞・つくば奨励賞受賞者
- 2022.11.27
- 今村光佑氏(研修生・横国大)が日本磁気学会「MSJ論文奨励賞」を受賞しました。「MSJ論文奨励賞」とは「学生諸氏の論文投稿を奨励し、未来の研究者を育てたいとの思いで創設された賞」(日本磁気学会HPより)です。 受賞対象となった論文は下記の通りです。
- MgO(001) 単結晶基板上におけるγʹ-Fe4N 薄膜のエピタキシャル成長、今村光佑、前田悠良、大竹充、磯上慎二、二本正昭、川井哲郎、桐野文良、稲葉信幸 | DOI: 10.20819/msjtmsj.22TR620
- 2022.10.11
- 高橋有紀子グループリーダーがJST戦略的創造研究推進事業CRESTに採用されました。研究課題は「サーマルマネージメント多値磁気記録システムの開発」です。
- 2022年度戦略的創造研究推進事業(CREST)の新規研究課題及び評価者について
- 2022.8.18
- 磯上慎二主任研究員の執筆した日本学会誌「まぐね」17巻2号の特集記事「次世代スピントロニクス実用材料へ向けた逆ペロブスカイト型軽元素含有遷移金属膜の開発現状~Fe4N, Mn4N薄膜を例に~」がオープンアクセスにつき、下記リンク先からどなたでもご覧頂けます。
- 次世代スピントロニクス実用材料へ向けた逆ペロブスカイト型軽元素含有遷移金属膜の開発現状
- 2022.8.10
- 磯上慎二主任研究員らの執筆したレビュー論文「Antiperovskite Magnetic Materials with 2p Light Elements for Future Practical Applications」がAdv. Electron. Mater.誌に掲載されました。
- DOI: 10.1002/aelm.202200515
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