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課題3:データ駆動設計に基づく軟磁性材料・デバイス開発

従来手法では困難な各動作状態に最適化された軟磁性材料およびデバイス開発

軟磁性材料はモータコアやパワーエレクトロニクス(以下、パワエレ)におけるインダクタ・トランスなどの受動素子、さらには移動高速通信の信号品質維持に不可欠なノイズ抑制素子など幅広い産業分野を通じて我々の社会生活を支えている。一般的な軟磁性材料の要求特性としては低保磁力かつ高磁束密度が挙げられるが、応用分野毎に動作周波数は数10 Hz ~ 10 GHz超と幅広く分布する。動作周波数に対して磁気ヒステリシス(鉄損)の物理起源は大きく異なり、それぞれの物理起源に基づいた最適な材料およびデバイス設計が求められる。また高機能な軟磁性材料は微量元素を多く含む多元素系であり、また非平衡相かつ複合組織形態であることも特徴である。従来の膨大な試行に頼る材料開発手法では探索可能なパラメータ空間は限られており、また開発スピードやコストなども問題となっていた。
本研究では、データ駆動型研究を展開することによりこれら課題を解決し、従来手法では困難な各動作状態に最適化された軟磁性材料およびデバイス開発を目的とする。
 


DXMag主任研究者

 プロジェクト リーダー
 氏  名 岡本 聡
 所  属  国立大学法人 東北大学
 担当課題  鉄損メカニズム解析

 氏  名 遠藤 恭
 所  属   国立大学法人 東北大学
 担当課題  低損失磁性材料開発

 氏  名  世伯理 那仁
 所  属  国立研究開発法人 物質・材料研究機構
 担当課題  インフォマティクス解析

 
氏  名 中村 健二
所  属 国立大学法人 東北大学
担当課題 モーター試作評価
氏  名 小野 寛太
所  属 国立大学法人 大阪大学
担当課題 マルチモーダル磁気解析

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