新着情報
新プレプリント:カーボンナノチューブにおける単一有機発光中心の決定論的形成
このたび、“Deterministic Formation of Single Organic Color Centers in Single-Walled Carbon Nanotubes”(単層カーボンナノチューブにおける単一有機発光中心の決定論的形成)と題した論文原稿をarXivに投稿しました。カーボンナノチューブを用いた量子光源の研究において、大きな一歩を踏み出すことができたと考えています。
2025年4月30日
二層ナノチューブのフォノンに関する共同研究がPhysical Review Lettersに掲載されました。
一次元ファンデルワールス結晶における強く混成したフォノン 私たちは、二層カーボンナノチューブ(原子スケールの微小な筒状構造)における原子の振動について、画期的な発見をしました。これらのナノチューブは、原子スケールの「マトリョーシカ人形」のような構造をしており、一つのチューブがもう一つのチューブの中に入っています。
2025年4月28日
RIKEN Research Highlight:カーボンナノチューブが受け取る以上の光を放出する仕組み
カーボンナノチューブのアップコンバージョン光ルミネッセンスに関する研究がRIKEN Research Highlightとして紹介されました。
2025年2月20日
アルピットによる第1回SReP公開シンポジウムでの研究発表
当研究室の学生、アルピット・クマール・ミシュラが「WS2における化学修飾の光学的研究」について、2025年2月15日から16日にかけて開催された第1回SReP公開シンポジウム及び第1回若手研究交流会でポスター発表を行いました。
2025年2月15日
アルピットによるWS2における化学修飾の光学的研究に関する発表
当研究室の学生、アルピット・クマール・ミシュラがWS2における化学修飾の光学分光研究についてのポスター発表を学術変革領域研究(A)「2.5次元物質科学:社会変革に向けた物質科学のパラダイムシフト」第8回領域会議で行いました。この会議は2024年12月8日から9日にかけて開催されました。
2024年12月8日
Fengの論文がACS Applied Materials & Interfacesに掲載 - WS2成長の最適化にベイズ最適化を利用
WS2の制御化学気相成長のためのベイズ最適化 © 2024 American Chemical Society 機械学習で加速する二次元物質の合成 私たちの最新の研究では、ベイズ最適化(BO)という機械学習技術を使用し、化学気相成長(CVD)によるモノレイヤーWS2の成長条件を最適化しました。フォトルミネッセンス(PL)強度を最大化することで、わずか13回の最適化ラウンドで86.6%の改善を達成しました。この研究は、BOがランダム探索のような従来手法を超え、より少ない試行で最適条件に収束できることを実証しています。
2024年10月15日
アップコンバージョン発光の論文がPhysical Review Bで出版
カーボンナノチューブの発光とアップコンバージョン発光スペクトル 私たちの論文「カーボンナノチューブにおける𝐾モーメント–フォノン結合を介したアップコンバージョン発光の内在的過程」が、Physical Review BのEditors’ Suggestionに選ばれました。この選出は、単層カーボンナノチューブにおけるフォトンアップコンバージョンのメカニズムに関する私たちの研究の重要性を示しています。
2024年10月10日