2023年04月27日

【プレスリリース(東工大)】酸化物イオン伝導体の無秩序な結晶に隠された秩序を発見!

 東工大の八島グループを中心とした研究チームは、共鳴X線回折(RXRD)と固体NMR、第一原理計算を組み合わせた新しい定量法「RXRD/NMR法」を開発しました。この手法により、不規則構造を持つ新イオン伝導体Ba7Nb4MoO20でモリブデンの化学的規則性を発見しています。また、中性子回折による結晶構造解析も行い、イオン伝導層の近くにモリブデンが規則化していることが高いイオン伝導性と関係していることを明らかにしました。RXRD/NMR法は粉末や多結晶材料の化学的規則性や不規則性の定量的評価を可能とし、今後はSOFCなど電気化学デバイスへの応用も期待されています。
 この成果は、東京工業大学 理学院 化学系の安井雄太大学院生(当時)、八島正知教授、藤井孝太郎助教、物質・材料研究機構 先端材料解析研究拠点の丹所正孝主幹研究員、山形大学 学術研究院の飯島隆広教授、高輝度光科学研究センター、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の大友季哉教授らによる研究グループによるものです。

 本研究成果は2023年4月24日に英国科学誌「Nature Communications」に掲載されました。

 出典:「東京工業大学ほかプレスリリース(Nature Communications掲載、2023年4月24日)」

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