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1.鉄鋼材料の組織微細化
2.50%圧縮後の断面上の組織
3.数値解析結果
4.一方向加工と多方向加工
5.多方向加工の模式図
6.有限要素メッシュ
7.実験条件
8.加工後の試験片の外観
9.アンビルへの反力
10.ひずみ分布
11.一方向加工のひずみ分布
12.2方向加工のひずみ分布
鉄鋼材料を高強度化するには5つの手法がある。
1.固溶強化
2.化合物の分散・析出強化
3.相変態強化
4.結晶粒の微細化による強化
5.加工硬化による強化
この中で,リサイクル性,飛躍的な強度向上そして延性脆性遷移温度の観点から,4番目の結晶粒微細化による強度向上が適切である。

鉄鋼材料のような金属材料は,肉眼ではわからない小さな粒が集まった組織(多結晶体)によって出来ている。
この粒の一つ一つの大きさだけでなく粒の形・強さ・方位,隣接した粒同士の関係などによって,材料の強度,延性などが決まってくる。

よって,材料のマクロな特性を知るためには,ミクロな特性を知ることが必要となる。