界面計算科学グループ

NIMSエネルギー・環境材料研究拠点(GREEN)、界面計算科学(IFCS)グループはエネルギー・環境問題に関連する物質・材料の重要課題(電池、触媒他)を対象に、先端的な理論計算(第一原理・統計力学・マルチスケール)・データ科学技術を用いてその微視的メカニズムを明らかにし、物質・材料開発はもちろん物理・化学および物質・材料科学の学理の発展に貢献することを目標に研究を行っています。特に重要課題に関する”世界初”の基礎研究・応用開発を目指して研究を進めています。当研究室の特徴は以下の通りです。

・二次電池の理論/計算/データ科学研究の世界最先端(Li-ion電池、Na-ion/Mg-ion/全固体電池など)
・固液・固固界面、酸化還元反応の計算科学研究の最先端(電気化学、イオニクス、表面科学など)
・太陽電池、触媒・光触媒の界面に関する計算科学研究(統一的な界面学理の構築)
・理論/計算/AI技術の新規性も重視(汎用プログラムのユーザーではなく、手法開発も行う)
・国際的にも見える先端的研究の実施(国内外の著名研究者の相互訪問、競争と交流)
・研究活動はすべて英語で実施(国際性大)
・ポスドク・学生の育成重視

トピックス

▶2022.12.06 館山GL、Jang NIMSポスドクが第48回固体イオニクス討論会にて口頭発表しました。
▶2022.12.05 山地主任研究員らが国際会議The 13th TOYOTA RIKEN International Workshop: Integrated Spectroscopy for Strong Electron Correlation - Theory, Computation and Experimentを主催し、国内外の主要研究者が東京大学・小柴ホールに一堂に会しました。
▶2022.11.08 館山GL、Jang・小泉・W. Zhou NIMSポスドクおよび大学院生佐々木、Z. Zhouが第63回電池討論会で口頭発表を行いました。
▶2022.11.01 石川主任研究員がThe 23rd Asian Workshop on First-Principles Electronic Structure Calculationsで招待講演を行いました。
▶2022.10.01 館山がリーダーを務める文科省データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト「再生可能エネルギー最大導入に向けた電気化学材料研究拠点(東京大学)」およびJST-CREST未踏物質探索領域「分子結晶全固体電池の創製」が開始されました。
▶2022.10.01 Mr. Qianli Siと小田陽之さんが早大館山ー門間研D1として当研究室に参画しました!
▶2022.09.16 JangらのNa硫化物電解質のハイスループットスクリーニングによる材料提案の「富岳」電池課題論文がAdv. Funct. Mater.に出版されました。
▶2022.09.05 伊藤暖さん[M2@山形大]がインターンシップ学生として3ヶ月間の当研究室に滞在し研究を行います。
▶2022.08.22 スイス・ローザンヌのEPFLで開催されたPsi-K 2022 Conferenceにて、館山GL、石川主任研究員が口頭発表、Jang・Luong NIMSポスドク、大学院生Z. Zhouがポスター発表を行いました。欧米の最先端研究者と交流を図りました。
▶2022.08.05 Z. Zhou[D1@早大館山ー門間研]の正極界面におけるコート層に関する「富岳」電池課題論文が ACS Appl. Mater. Interfacesに出版されました。
▶2022.07.22 石川、東工大・大友先生らのアンモニア 電解合成に関する共著計算論文がACS Omegaに出版されました。
▶2022.07.11 佐々木[D3@東工大館山ー一杉研]がオーストラリア・ブリスベンのThe Univ. of Queensland、Prof. Debra Bernhardt研究室に短期留学しました。(08.30帰国)。イオン伝導度に関する新手法開発が大いに進展しました。
▶2022.04.08 Gaoらのガーネット型酸化物固体電解質粒界のイオン輸送に対するドーパント効果に関する蓄電固体界面科学・「富岳」電池課題論文がJ. Mater. Chem. Aに出版されました。
▶2022.03.31 NIMSポスドク研究員のGaoがNIMS理事長賞進歩賞を受賞しました。NIMSポスドク研究員の受賞は初めてです。
▶2022.01.01 主任研究員のJalemが、UCSDのProf. Shyue Ping Ong研究室にて1年間在外研究を開始しました。
▶2021.12.08 Gaoらのガーネット型酸化物固体電解質粒界のイオン輸送に関する蓄電固体界面科学・「富岳」電池課題論文がAdv. Energy Mater.に出版されました。
▶2021.12.01 Jalemさんらの高導電率Naイオン固体電解質に関する元素戦略・蓄電固体界面科学共同研究論文がJ. Mater. Chem. Aに出版されました。
▶2021.11.26 NIMS川井さんらとの表面上ポルフィリン重合機構に関する共同研究論文がAngew. Chem. Int. Ed.に出版されました。
▶2021.11.18 東工大・東先生らとの我々が予測した固体電解質の合成に関するJST-ALCA・「富岳」電池課題共同研究論文がChem. Mater.に出版されました。
▶2021.11.09 山地さんらの人工ニューラルネットワーク(ANN)を活用した計算手法開発に関する「富岳」量子課題論文がPhys. Rev. Researchに出版されました。また、NIMSからプレスリリースされました。
▶2021.09.06 理研・金先生、慶大・栄長先生らとのボロンドープダイヤモンドの表面構造転移に関するJST-ACCEL共同研究論文がAdv. Materに出版されました。
▶2021.06.23 東工大一杉・館山研の博士課程学生・佐々木さんの有機結晶電解質内の特殊なイオン伝導機構に関する論文がJ. Mater. Chem. Aに出版されました。
▶2021.05.24 Jalemさんらの機械学習による固体電解質予測に関するJST-ALCA・「富岳」電池課題共同研究論文がChem. Mater.に出版されました。
▶2021.05.21 TianさんらのMg金属負極の溶解促進に関するJST-ALCA・蓄電固体界面科学共同研究論文がJ. Mater. Chem. Aに出版されました。
▶2021.04.09 Younさんらのハードカーボン負極内のNaクラスター形成に関する元素戦略・「富岳」電池課題共同研究論文がNature系雑誌npj Comput. Mater.に出版されました。
▶2021.04.01 主任研究員のJalemさんがNIMS理事長賞進歩賞を受賞しました。
▶2021.04.01 山地洋平さんが主任研究員として当研究室に着任しました。
▶2021.03.05 Gaoさんらの全固体電池の電気化学理論に関する蓄電固体界面科学・「富岳」電池課題論文がACS Appl. Mater. Interfacesに出版されました。
▶2021.02.25 石川さんらのメタン部分酸化の反応速度論解析に関するJSTさきがけ論文がACS Catal.に出版されました。また、JSTからプレスリリースされました。
▶2021.02.15 東工大・山口先生、鎌田先生らとの水電解に関するJSTさきがけ共同研究論文がACS Appl. Energy Mater.に出版されました。また東京工業大学にてプレスリリースされました。
▶2020.12.09 東理大・駒場先生、久保田先生らとのNaイオン電池高容量負極に関する元素戦略共同研究論文がAngew. Chem. Int. Ed.に出版されました。
▶2020.11.23 Tianさんらの全固体電池界面のイオン・電子移動に関する蓄電固体界面科学共同研究論文がACS Appl. Mater. Interfacesに出版されました。

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