2023年日本鉄鋼協会一般表彰の中で、谷内泰志 主任エンジニア(構造材料研究拠点 構造材料試験プラットフォーム クリープグループ) が業績「鉄鋼材料の塑性加工技術の高度化および高精度クリープデータ取得への貢献」として鉄鋼技能功績賞を受賞しました。本賞は鉄鋼及びその周辺領域に関する業務において研究・技術開発を支援し、優れた技能、技術を発揮した者が対象となるものです。
【業績】
「鉄鋼材料の塑性加工技術の高度化および高精度クリープデータ取得への貢献」
谷内氏は、物質・材料研究機構の材料創製・加工ステーションにて300tonプレス機、せん断付与圧延機、各種圧延機および熱処理炉により、塑性加工技術の開発に貢献。また構造材料研究拠点構造材料試験プラットフォームにおいてクリープデータシート作成のための長時間クリープ試験業務を担当し、試験室担当責任者として試験業務全般の管理や試験室の取りまとめ業務に従事。10万時間のクリープ試験中の温度変動、瞬時停電や電圧降下などの外乱の影響を最小限に抑えるために、加熱炉および温度調節器の最適条件を見出し、試験データの品質向上を実現した。これにより、耐熱鋼および耐熱合金に関する信頼性の高いクリープデータシート発刊に貢献していることが評価され今回の受賞となった。
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谷内泰志 主任エンジニア (構造材料研究拠点 構造材料試験プラットフォーム クリープグループ) が日本鉄鋼協会「鉄鋼技能功績賞」を受賞
2023.03.14