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木村勇次 主席研究員(構造材料研究拠点 塑性加工プロセスグループ)、津﨑兼彰 フェロー(構造材料研究拠点)が「2021年度日本鋼構造協会論文賞」を受賞

2021.11.24
 
  木村 勇次      津﨑 兼彰

木村勇次 主席研究員(構造材料研究拠点 塑性加工プロセスグループ)、津﨑兼彰 フェロー(構造材料研究拠点)が「2021年度日本鋼構造協会論文賞」を受賞しました。
本論文賞は「“1700 MPa級超高力ボルトの力学性能に及ぼすボルト形状寸法の影響” 木村 勇次、増田 浩志、山口 隆司、長崎 英二、森山 仁志、津﨑 兼彰 鋼構造論文集,27 (2020),pp.41-50」に対して授与されたものです。

本論文では、1700 MPa級超高力ボルトの素材として開発された低合金鋼(プロトタイプ鋼)を用いて、ボルトの力学特性、とくに引張変形性能をボルト形状・寸法で制御するための基礎研究を、材料、ボルト製造、建築、土木のボルト接合の研究者が一体となって連携して行い、引張変形性能を向上した1700MPa級超高力ボルト(ねじの呼びM22)を完成させたものである。さらに1700MPa級超高力ボルトに適したナットの開発も行った。得られた成果は、引張変形特性に優れた超高力ボルトの設計指針を示すものであり、土木・建築鋼構造分野の今後の発展普及に貢献するものと高く評価される。




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