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平賀知輝 NIMSジュニア研究員（構造材料研究拠点 接合・造型分野 積層スマート材料グループ）は、2021年9月14日から17日に開催された日本金属学会秋期講演大会（第169回）ポスター発表セッションにおいて、「第37回優秀ポスター賞」を受賞しました。

以下は詳細な業績の紹介となります。

演題「凝固脆性温度域へのNi基合金組成の影響とレーザ造形用合金探索」
積層造形技術は3次元複雑形状製品を製造できる等の利点があり、近年注目されている。しかし、優れた高温特性を持つNi基合金への適用では、造形時に発生するき裂により延性や信頼性の低下が課題となっている。このため、造形時のき裂発生を抑制できるプロセス条件や、新しい合金の開発が求められている。本研究では凝固割れに着目し、凝固割れを抑制可能な材料開発の指針を得ることを目的とした。得られた指針から合金組成の探索を行い、実際にレーザ積層造形による試作を行ったところ、比較合金よりき裂を大幅に低減することに成功した。