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黒田知暉 研修生(構造材料研究拠点 耐熱材料設計チーム)が日本金属学会「第36回優秀ポスター賞」を受賞

2021.03.29

黒田知暉 研修生(構造材料研究拠点 耐熱材料設計チーム)は、2021年3月16日から19日に開催された日本金属学会春期(第168回)講演大会におけるポスター発表において、「第36回優秀ポスター賞」を受賞しました。

演題「耐熱Ti合⾦三次元積層材の⼒学特性に対するミクロ組織の影響」
チタン合金は600 ℃以下で、耐酸化性やクリープ特性、疲労特性に優れ、航空機エンジンの低温部に用いられているが、エンジンの熱効率を向上させるため、耐熱性の向上が必要とされている。そこで金属粉末の急速溶融・急速凝固により微細な組織形成を可能とする三次元積層造形に注目し、微細粒内にα/β層状組織生成を試みるとともに、力学特性評価を実施した。その結果、積層造形により等軸α相形成や、結晶粒粗大化を抑え、微細粒内に層状組織のみを形成させることに成功し、さらにクリープ特性向上に同組織が有益であることを示した。

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