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土井康太郎 研究員(構造材料研究拠点 独立研究者)が「理事長賞 進歩賞」を受賞

2020.05.25

土井康太郎 研究員(構造材料研究拠点 独立研究者)は、筆頭で著した論文「Effects of oxygen pressure and chloride ion concentration on corrosion of iron in mortar exposed to pressurized humid oxygen gas」が当該分野の著しい進歩に貢献する論文であると認められ、「理事長賞 進歩賞」を授与されました。

以下は、詳細な業績の紹介です。

コンクリート構造物の劣化速度および鉄筋腐食挙動の正確な評価のために、実環境では数十年以上を要する鉄筋腐食を実験室規模で短期間に再現できる高酸素腐食促進試験法を開発した。本試験法では、腐食を律速する酸素還元反応を加圧酸素の供給で促進し、実環境と同様の鉄さびを数週間という短期間で再現できるメリットがある。本論文では、高酸素腐食促進試験法における供給酸素圧の影響と腐食因子として特に重要である塩化物イオンの影響を電気化学的手法により検討し、腐食加速に効果的な塩分量と酸素圧の関係を明らかにした。




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