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土井康太郎 研究員(構造材料研究拠点 独立研究者)が「第29回 日本金属学会 奨励賞(材料化学部門)」を受賞

2019.09.18

土井康太郎 研究員(構造材料研究拠点 独立研究者)は、2019年9月11日~13日に岡山大学津島キャンパスで開催された日本金属学会 2019年秋期(第165回)講演大会において、「日本金属学会奨励賞(材料化学部門)」を授与されました。同賞は、33歳以下で、金属・材料工学ならびに関連分野で卓越した業績を挙げつつある次世代を託する優れた若手研究者に贈られる賞です。

以下は、詳細な業績の紹介です。

土井氏は、コンクリート構造物劣化の主要因である鉄筋腐食に関する研究に従事してきた。主な業績として、(1) 鉄筋腐食を律速する酸素還元反応を加圧酸素ガスの供給により促進し腐食反応を底上げする高酸素腐食促進試験法の開発、(2)高酸素腐食促進試験法を用いたコンクリート埋設鉄筋の腐食メカニズムの検討、などが挙げられる。現在は、コンクリートに付与される応力に着目し、応力と化学的要因の複合により促進される鉄筋腐食のメカニズム解明に取り組んでおり、今後の更なる展開が期待される。




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