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木村勇次 主席研究員、井上忠信 分野長(構造材料研究拠点 塑性加工プロセスグループ)が「2018年度 日本機械学会賞(論文)」を受賞

2019.04.26
木村主席研究員   井上分野長

木村勇次主席研究員、井上忠信分野長(構造材料研究拠点 塑性加工プロセスグループ)は、2019年4月18日に明治記念館で開催された日本機械学会2018年度(第96期)定時社員総会において、「2018年度 日本機械学会賞(論文)」を受賞しました。
本論文賞は「“1.8 GPa級超高強度フェールセーフボルトの耐遅れ破壊特性” 木村勇次、井上忠信、中田隆之、福田又一 日本機械学会論文集,84 (2018),17-00493」に対して授与されたものです。

以下は、詳細な業績の紹介です。

本論文は,部材の一部が破損・破壊しても所定の荷重以下であれば部材そのものは完全に破断しないというフェールセーフ機能を有する超微細繊維状結晶粒鋼の温間成形で量産試作した1.8 GPa級超高強ボルトの優れた耐遅れ破壊特性をボルト締結体の大気暴露実験で実証するとともにボルト部位ごとの超微細結晶粒組織と関連付けて検証したものである。得られた成果は、耐遅れ破壊特性に優れた超高強度部材および部品の設計・開発の方向性を示すものであり、機械・構造物分野において大きな波及効果が期待できる。




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