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森雄飛 NIMSポスドク研究員(構造材料研究拠点 超耐熱材料グループ)らが「第69回日本金属学会金属組織写真賞 奨励賞」を受賞

2019.04.12

森雄飛NIMSポスドク研究員,原田広史リサーチアドバイザー,小林敏治名誉研究員,横川忠晴名誉研究員(構造材料研究拠点 超耐熱材料グループ),鈴木進補教授(早稲田大学)は,3月20~22日に東京電機大学東京千住キャンパスで開催された第164回日本金属学会講演大会において「第69回日本金属学会金属組織写真賞 奨励賞」を受賞しました。同賞は,金属および周辺材料に関する学術上,または技術上有益と認められる組織写真に対して与えられる賞です。

以下は、詳細な業績の紹介です。

受賞作品題目:2次アームが8方向に成長するNi基合金一方向凝固デンドライト
面心立方格子(FCC)構造を有する金属および合金の凝固における優先成長方位は,一般的に〈100〉方位であり,一方向凝固デンドライトの2次アームは[100]に等価な4方向に成長することが通常です。その一方,受賞者らは,FCC合金であるにも関わらず,2次アームが8方向に成長する新しい一方向凝固デンドライトを発見しました[1]。本作品は,この特異なデンドライト形態を観察するとともに,その形成過程をL12規則構造に由来する結晶の幾何学によって説明している点が評価されました。



[1] Y. Mori et al.: J. Cryst. Growth 500 (2018) 15-22.

参考URL
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022024818303440

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