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内藤公喜 グループリーダー(構造材料研究拠点 高分子系ハイブリッド複合材料グループ)が「CFRTPスマート支圧板」で「コンポジットハイウェイアワード 2018 製品部門グランプリ」を受賞

2018.12.28
内藤公喜グループリーダー(構造材料研究拠点 高分子系ハイブリッド複合材料グループ)は、「CFRTPスマート支圧板」で「コンポジットハイウェイアワード 2018 製品部門グランプリ」を授与されました(小松マテーレ株式会社、京都大学との共同受賞)。

以下は、詳細な業績の紹介です。

【CFRTPスマート支圧板】
斜面崩壊を抑止するため、斜面に緊張力を与えるグラウンドアンカー工があります。この工法において、地中に埋設されたアンカーロッドが腐食・劣化して破断すると緊張力が無くなりますが、これは外部からは確認できません。そのため、ジャッキによる試験やロードセルによるモニタリングが行われていますが、時間やコストがかかることや故障により長期間モニタリングができないという問題がありました。そこで、長期間使用可能な光ファイバセンサ(FBG:Fiber Bragg Grating)と相性の良い耐候性・耐食性の高いCFRTPを組み合わせて、グラウンドアンカーの緊張力をモニタリング可能なCFRTPスマート支圧板を作製しました。これにより、緊張力モニタリングが簡易かつ長期間可能になり、グラウンドアンカー工の効率的な維持管理に貢献できます。


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