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北野萌一主任研究員(構造材料研究拠点 溶接・接合技術グループ)が「日本金属学会奨励賞(材料プロセシング部門)」を受賞

2018.09.26
北野萌一主任研究員(構造材料研究拠点 溶接・接合技術グループ)は9月19~21日に東北大学川内北キャンパス・仙台国際センターで開催された第163回日本金属学会講演大会において日本金属学会奨励賞(材料プロセシング部門)を授与されました。同賞は、金属材料工学ならびに関連分野で卓越した業績を挙げた、次世代を託する優れた若手研究者に与えられる賞です。

以下は、詳細な業績の紹介です。

受賞者は、アーク放電により金属ワイヤを溶融・積層して三次元造形を行う溶融金属積層法による金属部材創製の高度化をテーマとして研究を行ってきた。特に、積層材の残留変形および応力の低減方法に関する検討では、材料として室温に近い温度でマルテンサイト変態を生じる低変態温度鉄鋼材料を用いる方法を提案し、残留変形および応力を大きく低減することを可能にした。現在は、溶融金属積層法により強度・延性バランスが優れた金属材料の創製を目指した検討を行っており、今後の更なる発展が期待される。


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