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黒田聖治上席研究員(構造材料研究拠点)が日本金属学会より学術貢献賞を受賞

2016.10.07
黒田聖治(構造材料研究拠点 上席研究員 積層スマート材料グループ)は、9月21日~23日に大阪大学豊中キャンパスで開催された日本金属学会において、学術貢献賞を授与されました。同賞は、各地域において金属学または金属工業に関する学術または技術の進歩発達に功労があった者に対する授賞です。
以下は、詳細な業績の紹介になります。

「溶射コーティングプロセスに関する基礎的研究」

黒田氏は、各種の保護皮膜形成プロセスとして重要な溶射に着目し、まず、溶射粒子の温度・速度の非接触計測法を開発した。さらに基材の曲率を成膜中にその場測定する技術を開発し、溶射皮膜中の残留応力の発生機構を解明した。また、Warm Sprayという軟化状態の粒子を基材に投射して緻密な皮膜を得るプロセスを開発し、高強度合金や炭化物サーメット皮膜製造への有効性を実証した。これらの成果によって、成膜プロセスの基礎現象の科学的解明と新プロセスの開発に貢献した。
           授賞式の様子
(右から)同賞を受賞された九州工業大学の恵良秀則教授と
黒田聖治上席研究員
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