装置の概要

ビームラインのレイアウト



光源・分光器

光源


BL15XUでは幅広いエネルギー領域のX線を供給するために、挿入光源にリボルバー型アンジュレータを採用しています。 二組の磁石列の切り替えを行うことで、2.2keV~6keV領域は楕円偏光アンジュレータを、4-36keV領域では直線偏光アンジュレータを利用しています。
[ 仕様 ]
  直線偏光 楕円偏光
永久磁石列長 4488mm 4416mm
磁場周期長 44mm 92mm
周期数 102 48
磁石稼動範囲(幅) 20~150mm

分光器


アンジュレータからの放射光を単色化するため、液体窒素冷却2結晶モノクロメータが設置されています。 第三世代放射光挿入光源の多大な熱負荷を排除するため液体窒素冷却装置が使用されています。このためモノクロメータ結晶からの回折線幅は 理論値に近く、モノクロメータの高分解能が達成されています。
モノクロ結晶は、Si(111)とSi(311)結晶が光軸に対して平行に配置され、容易に切り替えることが可能です。 Si(111)は2.2-20keVのX線をSi(311)は4-36keVのX線を供給することが可能です。Si(111)を用いた時の分解能は△E/E=~1E-4となっています。
[ 仕様 ]
  エネルギー領域
Si(111) 2.2~19keV
Si(311) 6~36keV

常用および常設実験装置


  • 高分解能粉末X線回折装置(第1ハッチ)
  • 薄膜・表面回折用8軸回折計(第1ハッチ)
  • 硬X線光電子分光装置(第2ハッチ)
  • 試料自動交換システム付放射光硬X線光電子分光装置(第2ハッチ)
全装置は光軸に対してタンデムに配置されています

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