今回公開するラボは過去最大級の76件。一見、複雑で多岐にわたるように見えるNIMSの研究も、一つのテーマに沿って見学することにより、体系的に理解していただくことができます。初めてNIMSを見学される方やNIMSの研究を俯瞰的に眺めてみたい方におすすめのプログラムです。
コース名 | 午前 | 午後 |
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A:機能性材料コース | 締め切りました | 締め切りました |
B:構造材料コース | △残りわずか(当日受付) | △残りわずか(当日受付) |
C:分析コース | △残りわずか(当日受付) | 締め切りました |
様々な材料の新たな魅力ある機能を生み出す「創製技術」をご紹介します。
※定員に達したため【受付終了】しました。
午前 | 午後 | 公開内容 (タイトルをクリックすると、詳しい説明がご覧いただけます。) |
場所 | 説明者 |
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9:45 | 13:15 | 集合 | 千現 研究本館ロビー | |
9:50~ 10:10 |
13:20~ 13:40 |
半導体材料、酸化物材料、誘電体材料、磁性材料、金属材料、有機材料、生体材料、複合材料などのナノからマイクロ、ミリの3次元的な微細加工。電子・光学素子の作成支援など自然科学から生命科学にわたる技術代行、技術補助および機器利用の推進。
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千現 材料信頼性実験棟 102室 |
津谷 大樹 |
10:10~ 10:30 |
13:40~ 14:00 |
支援可能な分野は、例えば環境・エネルギー分野(各種電池の開発、有害物質の除去など)、電子・情報分野(次世代高性能半導体、光デバイス、ディスプレーの開発など)、医療バイオ(創薬、再生医療、DNAの解析など)、化粧品・食品・衣料(高浸透性化粧品、高栄養吸収率食品、高機能衣料など)の他にもナノレベルの加工・成型や小型化・省電力化につながる精密機器・部品、高精細な印刷技術、防汚性の塗料など多岐に渡る。
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千現 材料信頼性実験棟 202・205室 |
竹村 太郎 |
10:35~ 10:55 |
14:05~ 14:25 |
従来テンプレート粒成長法などが用いられてきたバルクセラミックの結晶配向について、新たな視点からの強磁場と他のプロセス因子を加えることで、結晶包囲制御による特性の向上を目指す。応用分野としては、圧電体、透光性材料、2次電池電極と電解質、イオン伝導体や種々のマトリクスへのセラミックスフィラー、短繊維などの一方向分散など。
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千現 磁気特性実験棟 102室 |
鈴木 達 |
10:55~ 11:05 |
14:25~ 14:35 |
(バス移動:千現→並木) | ||
11:05~ 11:25 |
14:35~ 14:55 |
温度、組成と共に物質合成の基本的なパラメーターである圧力を制御して新規な高密度相、高純度結晶の創出や既存材料の高機能化などが期待できる。応用分野としては、鉄系金属材料の超精密切削工具、水銀ランプ代替の遠赤外線発光素子、2次元電子系デバイス用基板など。
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並木 極限棟 101室 |
谷口 尚 |
11:30~ 11:50 |
15:00~ 15:20 |
低コスト・大面積の半導体製造工程としての、金属ナノ粒子や有機半導体をインクに溶解し、印刷プロセスによる配線や回路の作成。期待される応用分野としては、ウェアラブルデバイス、フレキシブルデバイス、IoTデバイスなど。
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並木 MANA棟 501室 |
三成 剛生 |
11:50~ 12:10 |
15:20~ 15:40 |
これまで材料により決まっていた赤外線受光素子や赤外線ヒーターの波長応答特性を、焦電センサー電極表面やヒーター表面にナノスケールのパターニングを施すことで波長選択性を付与することを実現した。応用面としては、赤外センサーの高感度化、高い波長分解能、高温ヒーター(1000℃以上)の新材料(金属炭化物、窒化物、高耐温合金など)の開発。
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並木 MANA棟 406室 |
長尾 忠昭 |
12:10 | 15:40 | 解散(並木地区) | 並木 MANA棟玄関 | |
(バス移動:並木→千現) | ||||
12:20 | 15:50 | 解散(千現地区) | 千現 研究本館ロビー |
「組織制御」をキーワードに、NIMSにおける構造材料開発の取組みをご紹介します。
午前 | 午後 | 公開内容 (タイトルをクリックすると、詳しい説明がご覧いただけます。) |
場所 | 説明者 |
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9:45 | 13:15 | 集合 | 千現 研究本館ロビー | |
9:50~ 10:05 |
13:20~ 13:35 |
材料開発に必要なツールとして共用設備である溶解設備と塑性加工設備を紹介し、ひずみ制御圧延機による熱間溝ロール圧延の実演を行います。これらの設備は、技術代行として外部の方も利用が可能です。
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千現 組織制御実験棟1F 大型実験室(2) |
岩崎 智 檜原高明 飯田一彦 |
10:10~ 10:25 |
13:40~ 13:55 |
鍛造などの熱間加工ができるように高温で柔らかい組織にした後、熱処理を施すことによって高強度な組織に変えます。軽量で耐熱性が高い新規TiAl基合金の各種部品を公開します。
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千現 物性解析実験棟 101室 |
鉄井 利光 |
10:30~ 10:45 |
14:00~ 14:15 |
溝ロール圧延による組織制御の例として、1μm未満の繊維状フェライト集合組織を持ち、竹のようにしなやかで壊れにくいフェールセーフ鋼とその部品の開発例を、ミクロ組織と破面の解析事例を交えながら紹介します。
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千現 標準実験棟 347室 |
邱海 |
10:50~ 11:05 |
14:20~ 14:35 |
金属材料の寿命を決める特性の一つに疲労特性があります。ギガサイクル疲労に加え、低サイクル、高サイクル、き裂伝ぱ等をご紹介します。また、組織との関連についても述べます。
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千現 材料強度実験棟 112・113室 |
古谷 佳之 |
11:05~ 11:20 |
14:35~ 14:50 |
高温で使用される材料の信頼性はクリープ特性によって左右されます。耐熱材料の設計許容応力の策定に必要な10万時間クリープ特性を評価する技術(380台のクリープ試験機)及び長時間クリープに伴う組織変化について紹介します。
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千現 材料強度実験棟 110室 |
澤田 浩太 |
11:25~ 11:40 |
14:55~ 15:10 |
構造材料の組織解析の高度化を目指した、さまざまな電子顕微鏡手法を紹介します。例えば、材料中の元素分布を高速かつ高精度に可視化する分析装置を備えた電子顕微鏡や、材料組織の三次元的な観察が可能な電子顕微鏡(FIB-SEM装置)などを紹介します。
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千現 先進構造材料研究棟 | 原 徹 |
11:45~ 12:00 |
15:15~ 15:30 |
ナノ領域の原子分布を可視化するアトムプローブ。独自開発したアトムプローブと世界最新鋭のLEAP5000XSを紹介します。磁石やマグネシウム合金、鉄鋼材料等の金属材料に加えて半導体デバイスや絶縁体材料の分析も可能です。
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千現 標準実験棟 532・537室 |
埋橋 淳 |
12:05~ 12:20 |
15:35~ 15:50 |
材料組織情報から数値シミュレーションを用いて特性を評価し,材料開発へ活かします。例えばFIB-SEM装置で取得した材料組織の三次元データから直接的に数値モデルを作成し,材料組織の機械的特性および変形メカニズムを評価できます。
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千現 研究本館 小セミナー室 |
渡邊 育夢 |
12:20 | 15:50 | 解散 | 千現 研究本館ロビー |
企業の皆様にご利用頂ける外部共用装置をはじめ、NIMSが誇る最先端の分析技術をご紹介します。
午前 | 午後 | 公開内容 (タイトルをクリックすると、詳しい説明がご覧いただけます。) |
場所 | 説明者 |
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9:45 | 13:15 | 集合 | 千現 研究本館ロビー | |
9:50~ 10:10 |
13:20~ 13:40 |
回折現象を使って、物質の結晶構造や材料内の歪を調べます。X線に比べて、中性子は軽元素を捉えることができ、透過力が高いので材料の内部を測定することもできます。J-PARKの装置を使った中性子回折の測定例とX線小角散乱のデモ測定をお見せします。
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千現 標準実験棟 644室 |
長谷 正司 |
10:15~ 10:35 |
13:45~ 14:05 |
ナノ領域の原子分布を可視化するアトムプローブ。独自開発したアトムプローブと世界最新鋭のLEAP5000XSを紹介します。磁石やマグネシウム合金、鉄鋼材料等の金属材料だけでなく、半導体デバイスや絶縁体材料の分析も可能です。
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千現 標準実験棟 532、537室 |
埋橋 淳 |
10:35~ 10:55 |
14:05~ 14:25 |
電子線照射で放出されるオージェ電子を分光して試料表面(~10nm)の元素の存在量を調べるAESやイオンビーム照射でスパッタ放出される二次イオンを質量分析して表面(1~2 nm)の元素や分子構造を調べるTOF-SIMS。真空破断した鉄断面のAES分析やTOF-SIMSの多変量解析例等を紹介します。
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千現 精密計測実験棟 123室 |
岩井 秀夫 |
11:00~ 11:20 |
14:30~ 14:50 |
原子配列の観察やナノレベルでの組成分析を行うことが出来る高性能で多機能な電子顕微鏡を紹介します。外部の方も利用できる共用設備です。当日は、この電子顕微鏡を用いて金ナノ粒子構造観察の実演を行います。
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千現 精密計測実験棟 126室 |
竹口 雅樹 |
11:20~ 11:40 |
14:50~ 15:10 |
その場透過型電子顕微鏡観察に向けて開発した試料ホルダーシステムとその応用例を紹介します。主に、環境・エネルギー材料を観察対象としており、市販の加熱ホルダーとともに、太陽電池・光触媒観察用の光照射ホルダー、触媒観察用のガス雰囲気・加熱ホルダーの展示とその観察・解析例を紹介します。
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千現 材料信頼性実験棟 118室 |
橋本 綾子 |
11:40~ 12:00 |
15:10~ 15:30 |
走査電子顕微鏡(SEM)と同様の表面観察手法ですが、電子線ではなくヘリウムイオンビームを使っています。焦点深度が深く、電子線照射により絶縁体の帯電を抑えながら高分解能観察できる特徴があります。また、ナノスケールの加工も可能です。装置と利用例をご紹介します。
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千現 材料信頼性実験棟 116室 |
大西 桂子 |
12:00~ 12:20 |
15:30~ 15:50 |
構造材料の組織解析の高度化を目指した、さまざまな電子顕微鏡手法を紹介します。例えば、材料中の元素分布を高速かつ高精度に可視化する分析装置を備えた電子顕微鏡や、材料組織の三次元的な観察が可能な電子顕微鏡(FIB-SEM装置)などを紹介します。
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千現 先進構造材料研究棟 1階 |
原 徹 |
12:20 | 15:50 | 解散 | 千現 研究本館ロビー |
国立研究開発法人物質・材料研究機構
外部連携部門 ラボツアー担当
research-collab@nims.go.jp