プレスリリース
安全かつ高効率に遺伝子を細胞へ導入できるナノシート開発に成功
-血友病や糖尿病など、遺伝性疾患や難治性疾患の細胞治療へ応用-
有賀 克彦*3
*1 MANA、NIMS *2 ナノテクノロジー融合ステーション、NIMS
*3 MANA、NIMS;CREST、JST
本研究では、動物由来ではない無機物のシリカだけを用い、表面からナノスケールの壁が無数に突き出したナノシートを開発しました。このナノ構造シリカに遺伝子を固着させ、細胞を接触させると、極めて効率よく遺伝子が細胞内に導入されることがわかりました。本方法では動物由来の遺伝子導入促進剤を必要としないことから、安全かつ簡便な固相トランスフェクション法となります。

図1 ナノ構造“シリカ立て板“の電顕写真。

図2 “シリカ立て板”からの遺伝子導入
■新聞
科学新聞(2012年8月24日4面)
化学工業日報(2012年8月9日5面)
(1) 遺伝子導入について
国立研究開発法人物質・材料研究機構
ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)
MANA研究者
Tel:029-860-4845
E-Mail:YAMAZAKI.Tomohiko=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)
国立研究開発法人物質・材料研究機構
ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)
独立行政法人物質・材料研究機構 ナノテクノロジー融合ステーション ステーション長
Tel:029-860-4774
E-Mail:HANAGATA.Nobutaka=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)
(2) 材料作成について
国立研究開発法人物質・材料研究機構
ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)
超分子ユニット MANA主任研究者
Tel:029-860-4597
E-Mail:ARIGA.Katsuhiko=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)
国立研究開発法人物質・材料研究機構
ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)
超分子ユニット MANA研究者
吉 慶敏
Tel:029-851-3354
E-Mail:JI.Qingmin=nims.go.jp
([ = ] を [ @ ] にしてください)