サブ課題 B-2
燃料電池の電解質膜・プロトン輸送

電解質膜バルクや電極4相界面そのものがプロトン、酸素、水素といった活物質の輸送を担い、分子レベルの機能としてこれを制御しています。このため、電解質膜や4相界面のより一層の高性能化、高耐久性化、薄膜化、コストダウンがさらなる実用化、普及に向けた大きな課題となっています。そこで、全原子MDシミュレーションによる、高分子電解質膜のプロトンや水素、酸素の輸送係数の予測や力学特性の評価を迅速に行う技術、また燃料電池界面における物質輸送の微視的な機構からの高性能電極界面の設計技術を確立し、企業等へと技術移転を行います。

本年度においては、本サブテーマは以下の成果を目指して研究を遂行します。
①中規模電解質膜モデルでのプロトン、酸素、水素輸送の解析技術の確立 (MODYLAS)
ページトップ