サブ課題 A-1
電解液系次世代二次電池(革新型液系二次電池)

二次電池の高エネルギー密度化に向けて、電解液の高性能化・高安全化および電極—電解液界面の高安定化が大きな課題となっています。そのため、電気化学的安定性が高く燃焼リスクを減らせる高濃度電解液等の革新型電解液に関して、電解液構造や電気化学反応性に関する微視的機構の解明に取り組みつつ、新規電解液材料の指針獲得を推進します。

本年度においては、本サブテーマを以下の4つの項目に分け、それぞれの項目での成果創出を目指します。
①高機能電解液系等の界面におけるイオン輸送・反応機構の第一原理解析 (stat-CPMD)


②電極—電解質界面モデルでの大域的界面構造の解析 (Red Moon) 
③反応経路自動探索法を用いた、電解質溶液の電極電位に依存した分解反応経路探索 (ESM-RISM) 
左:改良された遺伝的アルゴリズムによる古典MD用の力場最適化
右: トポロジカルデータ解析を用いた大規模電解液系の構造解析
④二次電池系の溶媒和イオン液体や有機電解液の古典力場のデータ科学的手法による最適化 (Potential construction)
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