「環境再生材料の理論的設計」

環境再生材料の機能は表面・界面現象という共通のキーワードで特徴づけられ、 この問題を統一的に理解することでより良い材料の設計が可能となる。 しかし、表面・界面での化学反応は電荷移動や中間体の形成等、複雑なプロセスを経て進むためそのメカニズムの解明は大変困難である。
そこで注目する特性に焦点をあて、重要なエッセンスのみを抽出した理論モデルを建てる必要がある。このようなモデルと第一原理計算を組み合わせた「第一原理モデリング」という概念に基づき、複雑な現象の枝葉を取り除くことで鍵となる機構の解明に取り組む。

また、得られた知見からより良い材料を予測することを最大の目的とする。
実験研究者との緊密な連携によって予測と検証を繰り返し実行し、開発の促進化を図る。


【メンバー】
リーダー 梅澤 直人 環境再生材料ユニット 触媒機能材料グループ
押切 光丈 環境再生材料ユニット 基礎プロセスグループ
大野 隆央 理論計算科学ユニット   ユニット長