放射光イメージングを研究対象にしている私から見ると、NIMS Award シンポジウムの見どころは、なんといっても”NanoTerasu”の最新動向を知ることができるという点です。2024年に動き出したばかりの注目の放射光施設ですので、NanoTerasuでは何ができるのか、そこから生み出された最新研究成果はどのようなものなのか、というのは今誰もが知りたいと思っているトピックスでしょう。そんなNanoTerasuの”今”を知ることのできるのが、NIMS Award シンポジウムです。
計測技術の歴史を振り返ると、革新的な技術の開発がターニングポイントとなって、新たな時代へ突入していることがわかります。NIMS Award シンポジウムでは、電子顕微鏡とプローブ顕微鏡を大きく前進させた2名の先生が受賞講演を行います。この計測技術の進歩に寄与した重要研究についての講演2つを一度に聞くことができるので、ぜひ参加していただけたらと思います。
加えて、NIMS Award シンポジウムでは各分野の最先端研究に関する講演も多数行われます。まさに、「計測技術の発展を振り返り、今を知り、その先を見据えることのできるイベント」なのではないでしょうか。
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11月6日、7日に行われるNIMS Award シンポジウムでは、NIMS Award 受賞者による受賞記念講演が行われるほか、世界的に著名な研究者たちによる、電子顕微鏡、プローブ顕微鏡、放射光など様々な計測技術に関する講演が行われます。
「世界最先端の計測技術を知りたい」「計測技術の最前線を学びたい」「計測で悩んでいる」という方は、ぜひ NIMS Award シンポジウムにご参加ください!