第11回NIMSフォーラムは終了しました。
多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回のみどころ


  • 日産自動車株式会社の 野辺 継男 氏による特別講演と2件のGREEN成果講演
  • 研究3部門、中核機能部門、国際ナノテクノロジーネットワーク拠点、低炭素研究ネットワーク(LCnet)、ナノ材料科学環境拠点(GREEN)をご紹介する「オーラルセッション」(定員600名
  • 最新の研究成果61件を研究者がポスターパネルで直接ご紹介する「ポスターセッション
  • 話題の研究トピックス10件をご紹介する「研究トピックスミニ講演

特別講演(聴講無料)

今回はNIMSの外部でご活躍されている方をお招きし、環境・エネルギーに関する特別講演を行っていただきます。

「スマートグリッド・スマートコミュニティと電気自動車 ─今後のクルマ社会と環境・エネルギーのあり方について考える─:日産自動車株式会社 プログラム・ダイレクター 野辺 継男 氏

講演者略歴:
1983年 日本電気(株)入社、パソコン事業に関連した海外事業、国内製品技術、及びソリューション事業関連で国内外での各種プロジェクト立ち上げ(ビデオオンデマンド、テレビ会議システム、地上波放送・衛星放送・データ放送システム、PDA、デジタルSTB、各種インターネット利用技術等に関する商品企画及び新事業開拓)。2000年末 日本電気(株)退職後、国内最大級のオンラインゲーム会社立ち上げを含む複数ベンチャーを立ち上げ、CEO歴任。2004 年4月 日産自動車(株)入社、カーウイングス・テレマティクス主管。2010 年4 月 同社ビークル・インフォメーション・テクノロジー事業本部プログラム・ダイレクター、現在に至る。

GREEN成果講演

NIMSのグリーン分野の研究成果を2つ、講演形式でご紹介いたします。

高田 和典

全固体リチウム電池
―自己形成コア-シェル構造による高出力化― 15:50-16:10(20分)

高田 和典(たかだ かずのり)
環境・エネルギー材料部門 電池材料ユニット長、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA) ナノイオニクスユニット長
講演概要:
固体電解質を用いたリチウム電池の全固体化は、電池の安全性向上に極めて有効な手段であるにもかかわらず、電池の出力性能の低下を引き起こすものでもあった。NIMSでは、この課題の解決に取り組み、電極/電解質界面におけるナノ構造を制御することにより、全固体リチウム電池の高出力化を達成してきた。本講演では、このナノ構造を安定に構築可能で、しかも量産性にも優れたものにできる自己形成法について紹介する。
魚崎 浩平

固液界面構造の高分解能その場計測
―高効率エネルギー変換の基盤として― 16:10-16:30(20分)

魚崎 浩平(うおさき こうへい)
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA) ナノ界面ユニット長
講演概要:
電池、燃料電池など多くのエネルギー変換プロセスには固液界面での電子移動が含まれ、高効率化や長寿命化には、その場、実時間での構造決定に基づく反応機構の理解が不可欠である。しかし、多くの手法は、溶液の存在のため用いることはできない。NIMSでは、固液界面の幾何・電子・分子構造をその場決定可能な、走査プローブ顕微鏡、表面X 線散乱・X 線吸収微細構造、非線形分光法などを開発してきた。本講演では、これら手法を用いた電気化学モデル反応の原子・分子レベルでの解析例と電池、燃料電池など実デバイスへの展開について紹介する。



第11回 NIMSフォーラム

2011年10月26日(水) 10:00-18:00
東京国際フォーラム ホールB7
入場無料
動画 「ミニ講演者に聞く」
  • 独立行政法人物質・材料研究機構
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お問い合せ先
NIMSフォーラム事務局
(独) 物質・材料研究機構
企画部門 広報室
TEL. 029-859-2026 (広報室)
E-Mail: nimsforum[at]nims.go.jp