2機の金色のUFOのような機構が特徴的な「熱輸送計測ホルダー」。UFOの屋根部分から伸びる2本の探針は「ナノ熱電対」と呼ばれる温度計だ。これを透過型電子顕微鏡(TEM)に挿入し、試料のナノ領域を電子線で加熱したときの温度を計測する。2018年には世界で初めて複合材料内の熱伝導経路の直接観測に成功し、2023年には試料を伝わる熱の大きさと速度の同時計測を実現した。
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