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「サマー・サイエンスキャンプ2011」を開催しました

(財)日本科学技術振興財団とNIMSの共催による「サマー・サイエンスキャンプ2011」が7月26日から28日までの3日間開催されました。「サイエンスキャンプ」は、最先端の施設・設備を持つ研究所で、第一線の研究者等から直接講義や指導を受けることのできる、高校生、高等専門学校生を対象とした科学技術体験学習プログラムです。NIMSとMANAでは、選抜された18名の高校生が、様々な実験や観察を通じて様々な材料の性質について調べ、検証を行いました。

MANAでは、プログラム3日目の7月28日に、クリーンルームでの感光性材料を使った現像実験と、透過型電子顕微鏡(TEM)による半導体チップの原子レベルでの観察が行われました。

参加者全員がクリーンルームを体験するのは初めてで、着慣れない無塵服(むじんふく)を着用し、特殊な黄色の照明がついた部屋で小さな基板上への現像加工を行いました。加工終了後に光学顕微鏡で基板を確認し、MANAやNIMSのロゴ、日本地図が綺麗に現像されているのを見て、皆さんとても喜ばれているようでした。

TEMを使った観察では、モニターに映し出される金属や酸化物の原子レベルの画像に皆さん釘付けになっていました。その後講師に指導を受けながら、一人ずつケイ素の結晶画像の撮影を行いました。

2つの実験・観察から得られた結果は、サイエンスキャンプ最後に行われた班ごとの発表用データとして使われました。

また来年、意欲ある高校生からのご応募をお待ちしています。

TEMの概要についてレクチャーを受けています


クリーンルームに入る前に無塵衣を着用し、エアシャワーを浴びます



モニターに映し出される、金属・酸化物のナノスケールの結晶画像に釘付け!


基板を現像液に浸して加工中。特殊な照明が付いた「イエロールーム」で行っています



シリコン結晶のTEM写真を撮影中。シャッターチャンスを狙っています


光学顕微鏡で加工した基板を確認。MANAのロゴが綺麗に現像されていました!



キャンプ参加者の集合写真




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