これらは,板の厚さと幅の比に対する継ぎ手強度の変化を示したものです。ここで,継ぎ手強度とは,継ぎ手を引張った際の応力−ひずみ曲線における応力最大点を意味します。
これらの結果から,継ぎ手強度に関する幾何形状の影響を知ることができます。 1。板幅/板厚が大きくなるにつれ,継ぎ手の強度は母材の強度に近づきます。 2。HAZ幅は狭いほどgoodである。 3。オーバーマッチ(WM強度>BM強度)が効果的である。 よって,継ぎ手強度向上に対して,HAZを狭くする溶接技術の開発とオーバーマッチ継ぎ手が重要となります。 |