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1.溶接部の問題点
2.継手の強度
3.塑性ひずみ分布と破断
4.幾何形状の影響と課題
これらは,板の厚さと幅の比に対する継ぎ手強度の変化を示したものです。ここで,継ぎ手強度とは,継ぎ手を引張った際の応力−ひずみ曲線における応力最大点を意味します。

 これらの結果から,継ぎ手強度に関する幾何形状の影響を知ることができます。
1。板幅/板厚が大きくなるにつれ,継ぎ手の強度は母材の強度に近づきます。
2。HAZ幅は狭いほどgoodである。
3。オーバーマッチ(WM強度>BM強度)が効果的である。

 よって,継ぎ手強度向上に対して,HAZを狭くする溶接技術の開発とオーバーマッチ継ぎ手が重要となります。