カリキュラム

教育体制と研究指導

茨城県つくば市にある物質・材料研究機構をメインキャンパスとし、最先端の装置や国際的な研究環境の中で、学位論文研究に取り組むとともに、最先端の研究プロジェクトに参加することが可能です。また、研究に専念できるような支援制度もあります。このような充実した環境の下、様々な形で社会に広く貢献できる国際性豊かな一流の研究人材の養成を連係大学院では目指しています。

本連係大学院は、全学生の約7割が海外の出身者です。北海道大学のイベントやプログラムはもちろん、物質・材料研究機構において開催されるワークショップやシンポジウム、国際交流行事にも参加することができます。

知的刺激にあふれた国際的な研究環境の中、専門的な知識と関連分野に関した基礎知識、様々な社会的課題に対する専門家としての見識、研究活動における倫理観、学会・論文発表を通じた国際的な研究成果の発信、海外の研究者と対等な議論ができる英語でのコミュニケーション能力を養うことを目的としています。

NIMS の研究者が北海道大学の客員教員となっているため、学生は最先端の研究現場で研究活動を行いながら、博士号取得ができます。必要に応じて物質・材料研究機構と北海道大学の両方の研究装置・設備を利用でき、より質の高い研究をすることができます。

また、年に1度、全学生と全教員が参加する学生セミナーでは、自己の研究の進捗状況を英語で発表し、指導教員以外の教員からも講評を受けます。学位取得までのスケジュールを確かなものとすること、そして、プレゼンテーション能力や英語力の向上を目的とするカリキュラムも設けられています。

学生セミナー

本専攻では、博士課程のカリキュラムに学生の研究発表セミナーを取り入れています。専攻およびコースに所属する全学生と全教員が参加し、集中的に実施されます。発表も質疑応答もすべて英語で行われるほか、指導教員以外の教員からも講評を受けます。本セミナーは、プレゼンテーション能力や英語力の向上のほか、自己の研究の進捗状況を確認し、学位取得までのスケジュールを確かなものとすることを目的としています。


2023年12月開催の学生セミナーでは猿渡 彩さん(上木先生)、2022年11月はChengyang LIUさんとChe-Hao WUさん(どちらも吉尾先生)が優秀発表賞を受賞しています。