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汎用性の高い超高感度センサーの開発に成功

医療・バイオ・環境・セキュリティーなど様々な分野への応用に期待

吉川 元起 ( ICYS-MANA 研究員 )
スイス連邦工科大学ローザンヌ校
ハインリッヒ・ローラー ( 1986年ノーベル物理学賞受賞 )

従来型センサーに比べて飛躍的に高い感度を有する、画期的な膜型表面応力センサーが開発された。本センサーは、小型・集積・多チャンネル化などが可能であり、半導体デバイスと同様に大量生産も可能であるため、医療・バイオ・環境・セキュリティーなど広範な用途に応用可能である。

図1 ガス分子から生体分子まで、様々な試料をカンチレバーの配列(アレイ)によって測定している様子。検体分子吸着によって生じる「たわみ」を検出する


図2 新たに開発した膜型表面応力センサー(MSS)。中央の膜上に吸着した検体分子による表面応力を、膜周囲の4個のブリッジに埋め込まれたピエゾ抵抗によって効率よく検出する




記事・報道

■新聞
化学工業日報(2011年2月10日9面)
日刊工業新聞(2011年2月10日22面)
科学新聞(2011年2月25日4面)