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100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行う新しいトランジスタを開発

-起動時間ゼロのPCの開発にも道-

原子エレクトロニクスグループ ( グループリーダー 長谷川 剛 主任研究者 )
小川 琢治 教授 ( 大阪大学 )
山口 周 教授 ( 東京大学 )

従来の100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行うことが可能な新しいトランジスタ「アトムトランジスタ」が開発された。状態を保持できる(記憶する)演算素子は、起動時間ゼロのPC(パーソナルコンピューター)などの開発に不可欠であり、本開発により、その実現がさらに早まることが期待される。

図1 アトムトランジスタの模式図 ゲート電極(上部)からソース・ドレイン電極(下側の青い部分)側に金属原子を供給したり、呼び戻したりすることでオン/オフ動作する