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第1回NIMS国際標準化セミナー
/第132回先端計測オープンセミナー

2018.11.05 15:30 ~ 2018.11.05 17:00

NIMSにおいて人材育成を目的とした国際標準化セミナーを始めます

我が国の技術や製品、サービス等の国際競争力を保つには、特許や個別の技術の高さ、品質の高さを保つだけでなく、国際標準化戦略が必須と言われています。残念ながら、日本は欧米、中国・韓国に比べて国際標準に関して相対的に関心が低く、今後将来にわたり、国際標準化の人材不足が懸念されています。
NIMSは物質・材料に関する我が国の中核研究機関として、先進材料に関する研究技術開発を牽引し、イノベーションを引き起こすことが求められています。これら新しく開発した技術を実装するには、国際標準化も両輪として進めなければならないと考えています。
そこで、これまで国際標準化でご活躍されてきたベテラン、中堅・若手研究者を講師としてお招きして、国際標準化を進めるにあたっての成功例、失敗例等をお話していただくNIMS国際標準化セミナーをこのたび先端材料解析研究拠点との共催にて企画しました。
今後、ISOやIECなどで日本代表として意見を堂々と発言できる若手研究者、技術者の教育の一助になればと考えています。
是非、ご参加ください。
  • 開催日時:平成30年11月5日(月)15:30-17:00 
  • 開催場所:物質・材料研究機構 千現地区管理棟1階 第2会議室 
アクセスはこちらから www.nims.go.jp/nims/office/tsukuba_sengen.html
  • アジェンダ:
15:30-16:00 「先進材料の国際標準化におけるVAMASとNIMSの役割」
藤田 大介 NIMS 先端材料解析研究拠点拠点長
16:00-17:00 「国際標準化(ISO/TC201 とTC202)をもたらした背景について」
志水 隆一 大阪大学名誉教授
17:30-19:00 意見交換会 
  • タイトル:
  1. 先進材料の国際標準化におけるVAMASとNIMSの役割
  2. 国際標準化(ISO/TC201とTC202)をもたらした背景について
  • 講演要旨:
  1. 第5期科学技術イノベーション基本計画において「知の国際展開」として、国際共同研究、オープンサイエンス、知財戦略などと並んで国際標準化の推進が謳われている。国際標準化活動は産業立国である日本にとって重要であり、長期的なイノベーション戦略の中核を担うことは言を俟たない。さて、1982年にベルサイユにて開催された先進七か国(G7)サミットにおいて、先進材料の試験評価の前標準化研究を行う国際共同研究のプロジェクト(Versailles Project on Advanced Materials and Standard)の推進が決定した。以来30年余にわたり、物質・材料研究の中核機関であるNIMSは、前身の科学技術庁金属材料技術研究所の時代からオールジャパンのVAMAS活動の中核を担ってきた。ここでは、過去から現在までのVAMAS活動を俯瞰しつつ、先進的な材料や試験法の標準化に資するVAMASの将来展望とNIMSの果たすべき役割を概説したい。
  2. 我が国におけるISO/TC201(表面化学分析)とISO/TC202(マイクロビームアナリシス)の国際標準化への取り組みは、1991年チューリヒで開催されたISO総会で、日本政府がISO/TC(表面化学分析)を設立することを提案し、承認されたことに端を発する。ここではそれをもたらした背景となった日本学術振興会第141委員会(マイクロビームアナリシス)を中心とした活動、特にEPMAとSIMSに焦点をあてて概説を試みてみたい。
  • 定員:60名
  • 参加費:無料(意見交換会に参加される方は別途徴収)
  • 参加登録:当日登録も可能です。会場の都合上、出来るだけ事前登録をお願いします。
参加を希望される方は「件名:セミナー申し込み」として「ご氏名・ご所属と意見交換会の出欠」をご記載のうえ、下記お問い合わせ先までメールをお送りいただけますようお願いします。 
 2018年10月30日(火)締切(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
  • お問い合わせ先:NIMS国際標準化委員会事務局
E-mail:vamasj-secretariat=ml.nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)
       
共同開催先サイトへはこちらから  先端材料解析研究拠点
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