イベント
第4回NIMS国際標準化セミナー
2022.02.22 14:10
~ 2022.02.22 15:55
NIMS国際標準化セミナーを開催します
開催趣旨:
NIMSは物質・材料に関する我が国の中核研究機関として、先進材料に関する研究技術開発を牽引し、イノベーションを引き起こすことが求められています。これら新しく開発した技術を実装するには、国際標準化も両輪として進めなければならないと考えています。
そこで、国際標準化を進めるにあたっての成功例、失敗例等をお話していただくNIMS国際標準化セミナーを企画しました。昨年に続き、今年で4回目となります。
今回は、前標準化研究を行う国際的な共同研究の枠組みであるVAMAS(新材料及び標準に関するベルサイユプロジェクト)の前日本代表委員を務められてきた緒形俊夫特別研究員(NIMS)と、現在日本代表委員である藤田大介委員長(NIMS)に、VAMAS活動を経てISO規格制定を実際に達成された成功例を話していただく機会を設けました。
今後、ISOやIECなどで日本代表として意見を堂々と発言できる若手研究者、技術者の教育の一助になればと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
NIMSは物質・材料に関する我が国の中核研究機関として、先進材料に関する研究技術開発を牽引し、イノベーションを引き起こすことが求められています。これら新しく開発した技術を実装するには、国際標準化も両輪として進めなければならないと考えています。
そこで、国際標準化を進めるにあたっての成功例、失敗例等をお話していただくNIMS国際標準化セミナーを企画しました。昨年に続き、今年で4回目となります。
今回は、前標準化研究を行う国際的な共同研究の枠組みであるVAMAS(新材料及び標準に関するベルサイユプロジェクト)の前日本代表委員を務められてきた緒形俊夫特別研究員(NIMS)と、現在日本代表委員である藤田大介委員長(NIMS)に、VAMAS活動を経てISO規格制定を実際に達成された成功例を話していただく機会を設けました。
今後、ISOやIECなどで日本代表として意見を堂々と発言できる若手研究者、技術者の教育の一助になればと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
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開催日時:2022年2月22日(火)14:10-15:55
- 開催方法:オンライン(zoom)
- 定員:なし
- 参加費:無料
- 参加方法:参加を希望される方は、「件名:セミナー申し込み」として「お名前・所属」をご記載のうえ、下記お問い合わせ先までメールをお送りいただきますようお願いします。
2022年2月15日(火)17:00 締切
- お問い合わせ先:NIMS国際標準化委員会事務局
E-mail:vamasj-secretariat=ml.nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)
開催日時:2022年2月22日(火)14:10-15:55
- 参加方法:参加を希望される方は、「件名:セミナー申し込み」として「お名前・所属」をご記載のうえ、下記お問い合わせ先までメールをお送りいただきますようお願いします。
2022年2月15日(火)17:00 締切
- お問い合わせ先:NIMS国際標準化委員会事務局
E-mail:vamasj-secretariat=ml.nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)
プログラム
14:10 -14:50 |
開会の挨拶 「材料研究者への国際標準化のすすめ ~VAMASプレ標準化研究からISO規格制定まで~」 第6期科学技術・イノベーション基本計画では「様々な社会課題を解決するための研究開発・社会実装の推進と総合知の活用」が謳われ、主要目標として「国際機関におけるガイドライン等の作成における我が国の関与を高めるとともに、社会課題の解決や国際市場の獲得等に向けた知的財産・標準の国際的・戦略的な活用に関する取組状況(国際標準の形成・活用に係る取組や支援の件数等)を着実に進展させていく」が設定された。国際標準化に係る施策を強化・加速化するとされている。国研の材料研究者には材料分野の国際標準化を主導することが大いに期待されている所以である。 さて、NIMS(金材技研)は先進材料の標準化の前段階における国際協働研究をVAMASの場を活用して1980年代から先導してきた。VAMAS(Versailles Project on Advanced Materials and Standards)、「新材料と標準に関するベルサイユプロジェクト」は、1982年に開催された先進7カ国ベルサイユサミットにおいて合意されたものである。以来、40年近くにわたり、NIMSの材料研究者はVAMASプレ標準化研究から得られた知見に基づいてISOやIECの場において国際標準規格としてきた。本講演では、VAMAS に35年余り前から参加し、現在は日本代表を務めている経験に則してVAMASプレ標準化研究からISO規格制定までのプロセスを概説する。材料研究者にはあまり知られていないが、標準化研究において必要となる「測定の不確かさ」の評価方法についても言及したい。 |
藤田 大介 委員長 (NIMS TIA推進室室長、 国際標準化委員会委員長) |
14:50 -15:50 |
「ISO新規提案採択とWGコンビナーの業務 ~中空試験片による高圧水素中材料試験法の開発と外部資金獲得及びISO標準化の経緯~」 中空試験片による高圧水素中材料試験法を50歳過ぎた2004年に考案し、簡便法としてNEDOから期待されるとともに民間企業からの試験依頼を業務実施していたが、実施する機関が増え標準化の要望が高まったので2020年にISOに提案し、採択されてWGでの審議が始まった。コンビナー兼secretaryで、不慣れなISOの文書発行や会議設定などの事務業務を紹介する。また、標準化研究は予算が付き難い、特に構造材料の材料試験には研究的要素が無いと考えられがちであるが、従来は不可能だった材料特性評価を可能にした本試験法は10年余りで約2億円の外部資金を獲得した。さらに2018年から5年間で約2億円の予算で国内規格案作成のためのNEDO事業が始まった。標準化に多額の予算が付いた例として、本材料試験法の概要と標準化に向けての経緯を紹介する。 |
緒形俊夫 (NIMS特別研究員、 前ISO/TC 164国際議長, 前VAMAS日本代表委員) |
15:50 -15:55 |
閉会の挨拶 |
北澤英明 (NIMS国際標準化委員会事務局) |