装置

桜地区  Sakura site

20T 超伝導マグネット・希釈冷凍機 20T superconducting magnet / top loading dilution refrigerator

OXFORD社製の20T超伝導マグネットと希釈冷凍機システムです。
最低温度は30mKです。このシステムがもっとも頻繁に利用されます。
バルブ操作はほとんどコンピューターディスプレイ上で管理されます。
ずっと座ったままで実験が行えるので、そのまま根が生えてしまう人がよくいます。

20T 超伝導マグネット・ヘリウム3システム 20T superconducting magnet / He3 cryostat

OXFORD社製の20T超伝導マグネットとヘリウム3クライオスタットシステムです。最低温度は0.3Kです。マグネットは長い間、イギリスに入院していましたが、この前退院してきました。今では立派に20Tの磁場を発生できます。やっと20Tを発生できたので、うれしくてみんなで記念写真を撮ったほどです。但し、よーく見ると19.999Tであることがわかります。でも我々は些細なことにはこだわりません。

17T マグネット・ヘリウム4 VTIシステム 17T superconducting magnet / He4 VTI

OXFORD社製の17T超伝導マグネットです。磁場を1T/minで掃引できるので、大変重宝しています。現在ヘリウム4VTIが入っていて、最低温度は1.4K程度です。
試料空間が37mmと比較的広いので、2軸回転機構プローブをいれて、4つの試料の磁気抵抗をいろいろな磁場方位で測定できるようになっています。
主に、角度依存磁気抵抗振動実験で利用されます。
骸骨マークは、ヘリウム槽のリリーフバルブです。マグネットがクエンチすると、ここから勢いよくヘリウムガスが吹き出ます。


17T超伝導マグネットの電源と温度制御系です。一番下のものはスイッチをもう入れられることのない古い電源です。 これを取り外すと、見栄えが悪いのでそのままにしています。
2軸回転機構プローブを制御するためのステッピングモーターが2台あり、それぞれ独立にコンピューター制御で回ります。 最初はおもしろく見ていますが、すぐに飽きます。



8T 超伝導マグネット・ヘリウム3システム 8T superconducting magnet / He3 cryostat

クライオジェニック社製の8T超伝導マグネットとヘリウム3クライオスタットシステムです。このマグネットはメゾスコピック試料測定専用機です。だから小さいです。(よくわかりません….)

 

 

※ 画像の上でクリックすると動画再生します。

ダンシング六角レンチやフローティングテニスボールの実験は、このマグネットで行われました。踊る六角レンチの撮影は業界初の快挙です。
(のわけないでしょ......)

並木地区 Namiki Site

微細加工装置 

電子線リソグラフィー装置

Electron beam lithography system

電子ビームの掃引を自由に行えます。
これにより、リフトオフという技術で任意の形状を持つ微細試料(主に金属)を作れます。

 

 

 

集束イオンビーム装置

Gaイオンビームの掃引を自由に行えます。
これにより、任意の形状の微細加工(穴を掘ったり細線にしたり)が行えます。

 

 

 

蒸着装置 

MBE装置

MBE system and others

 

 

原子間力顕微鏡 

AFM

Atomic force microscope

日本ビーコ社製のAFMです。
本体はなかなかいいデザインです。
画面には、テストサンプルのAFM画像が映っています。
メゾスコピック試料の表面の状態を精密に観測できます