正しく表示されない方はこちら
物質・材料研究の『使える!メールマガジン』
vol.156
2025.06.12
低ひずみ速度引張試験片
今月の一枚
「低ひずみ速度引張試験片」

この写真は、極低温環境下で引き延ばされた金属材料の“最期”をとらえたもの。試験は「低ひずみ速度引張試験」と呼ばれ、水素が材料にもたらす“脆化”現象を調べるために行われた。水素はクリーンなエネルギー源として期待される一方、金属の強度や延性を低下させる「水素脆化」という課題も抱える。NIMSでは、水素社会の実現に不可欠な水素環境でも安心して使用できる材料の開発に挑み続けている。この一片の破断から、未来を支える技術が生まれる。

for more details
★NIMS NOW(Vol.23 No.5)
構造材料研究センター
- "極限"を攻める -
★構造材料研究センター
極低温疲労グループ
INDEX
今月のメニュー
※Yahoo!メールのWEBブラウザ版をお使いの方は、
下記のリンクをクリックせずにスクロールしてお読みください。
HOT TOPICS(NIMSの旬な情報)
 
U-35 ~ 材料研究の未来を拓く若者たち ~
『File 8:女屋崇』
HOT TOPICS
NIMSの最新情報をお届け!
NIMS Award 2025 受賞者決定!
NIMS AWARD 2025
このたび、NIMS Award 2025の受賞者が決定しました!
本年度の対象分野は「環境・エネルギー材料」です。「持続可能社会を切り拓くエネルギー関連材料と技術」という切り口で選考を重ねた結果、世界的に注目を集める「ペロブスカイト太陽電池」の研究分野を開拓し、さらに固体型正孔輸送層の採用により、太陽電池の安定性と光電変換効率を大幅に向上させた宮坂 力 氏(桐蔭横浜大学 教授)Henry J. Snaith 氏(オックスフォード大学 教授)Nam-Gyu Park 氏(成均館大学校 教授)ら、3名の研究者による一連の業績が、持続可能なエネルギー技術に対する極めて重要な貢献として高く評価され、本賞の受賞に至りました。
宮坂 力 教授   Henry J. Snaith 教授   Nam-Gyu Park 教授
宮坂 力 教授
桐蔭横浜大学
  Henry J. Snaith 教授
オックスフォード大学
  Nam-Gyu Park 教授
成均館大学校
         
研究成果の概要等は、以下の特設ウェブサイトをご覧ください。
NIMS AWARD 2025 特設ウェブサイト
NIMS Award 2025の授賞式および受賞記念講演は、
11月11日(火)につくば国際会議場において開催する「NIMS Award Symposium 2025」にて行う予定です。
 
【無料開催】DxMT人材育成セミナー
「生成AIによるプログラミング開発支援とソフトウェア利用支援」
NIMSは、「2025年度DxMT人材育成セミナー」を開催いたします。
本セミナーでは、いま注目を集める生成AI(ChatGPT)を活用した、プログラミング学習支援や材料科学向けソフトウェアの活用方法について、具体的な事例を交えてご紹介します。
内容   生成AIを使った並列計算対応コードの作成例紹介
材料科学ソフトウェアの効果的な活用例紹介
MyGPTを使ったソフトウェアAIチューターの作成例紹介
   
開催
日時
  2025年6月19日(木) 10:00 - 11:00
     
講師   三澤貴宏 東京大学 物性研究所 特任准教授   三澤 貴宏 特任准教授
東京大学 物性研究所
  吉見一慶	東京大学 物性研究所 特任研究員   吉見一慶 特任研究員
東京大学 物性研究所
         
形式   オンライン開催(Zoom事前登録制)
     
参加
登録
  以下のリンクから事前登録をお願いします。
参加登録フォーム
     
関連
URL
  DxMTポータルサイトのセミナー記事
     
研究開発現場でのAI活用を検討中の方におすすめの内容です。
生成AIと材料科学の融合にご関心のある皆さま、ぜひご参加ください!
 
【無料開催】第6回 DxMT Innovation
Spotlight セミナー
実用化が進み、いま注目を集めるナトリウムイオン電池。その最前線を追うセミナーを開催します。カリウムイオン電池へと広がる研究の展望や、DX-GEMでの最新の材料開発についても詳しくご紹介します。
次世代電池技術に関心のある皆さまのご参加をお待ちしています!
開催
日時
  2025年7月11日(金) 15:00 - 16:00
     
タイ
トル
  「ナトリウムイオン電池の最新動向と材料研究」
     
講師   駒場 慎一 東京理科大学 理学部第一部 応用化学科 教授   駒場 慎一 教授
東京理科大学 理学部第一部 応用化学科
         
内容    ナトリウムイオン電池の実用化が始まりました。私たちの研究グループが2005年に設立された当時は、リチウムイオン電池が全盛期を迎えていました。それから20年が経ち、二次電池の用途や求められる価値は大きく変化し、現在ではエネルギー密度や寿命に加えて、資源問題、コスト、地政学的リスク、経済安全保障の観点からも、ナトリウムイオン電池への関心が高まっています。
 本講演では、私たちがリチウムイオン電池の研究からナトリウムイオン電池へ展開した動機、次世代カリウムイオン電池の特徴、さらにDX-GEMで取り組んでいる材料開発の最新の成果について、俯瞰的にご紹介します。
   
     
形式   オンライン開催(Zoom事前登録制)
     
参加
登録
  以下のリンクから事前登録をお願いします。
参加登録フォーム
     
関連
URL
  DxMTポータルサイトのセミナー記事
     
問合せ   DxMTデータ連携部会運営室
dxmt_office@ml.nims.go.jp
     
次世代エネルギーを切り拓く技術の今を知る絶好の機会です。
皆さまのご参加をお待ちしております!
 
NIMS公式ウェブサイト
 
RISING STAR
材料研究の“期待の星”
女屋崇 研究員 U-35
 
小学生の頃、群馬の山あいの集落で暮らしていました。温泉が湧き、豊かな自然に囲まれた場所で、今でも鮮明に思い出せます。でも、ダム建設によってその集落は湖の底に沈み、今では残された記録もごくわずかです。この体験が、自分の原点にあると思っています。……
\続きは特設サイト「材料のチカラ」でお読みいただけます/
  続きを読む  
 
※「U-35」では、博士の学位取得後8年未満の研究者を支援する「科学研究費助成事業(科研費)・若手研究」の応募資格者(おおよそ35歳以下)を対象に、NIMSで活躍する研究者やエンジニア、その研究を支える事務職員をご紹介します。

※本メールマガジンは、配信を希望された方にのみ、お届けしております。
※本メールマガジン掲載のテキスト、画像、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。

国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS) 広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1

登録解除
 
©国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)