ICYSではNIMSの最先端研究施設をフルに活用し、材料科学の様々な分野で独立して独自の研究を行うことができます。
給与
年俸は日本高水準の600万円以上。
*年収の約23%が社会保険料、住民税、所得税として控除されます。
任期
当初の契約期間は3年で、年次評価により最長5年まで更新が可能です。
*申請者が既にNIMSでポスドク等として在籍している場合は、NIMSでの職歴により最長契約期間が異なります。
研究費
ICYSリサーチフェローには年間200万円の研究費が支給されます。物品・消耗品の購入や旅費などに使用が可能です。
研究施設
ICYSリサーチフェローはNIMSの様々な先端研究施設を利用できます。また、共用施設の利用料は補助されます。
メンター制度
ICYSリサーチフェロー1人に対し2人のメンターが配置されます。
メンターはNIMS内外の研究者の中から関連する研究分野に精通した者から選出され、ICYSリサーチフェローの自主性を最大限尊重しつつ、研究の方向性についてアドバイスします。
研究交流
ICYSでは、ICYSリサーチフェローがNIMS内外の研究者と交流し、研究ネットワークを広げることを推奨しています。
隔週で開催されるICYSセミナーでは、ICYSリサーチフェローが研究の進捗状況を発表し、活発で刺激的な議論を通して、同僚やNIMSの研究者から新しいアイデアを得る機会を提供しています。年1回開催されるICYSワークショップは好立地のリラックスできる場所で、同僚や各国からの著名なゲストスピーカーとの交流を図る良い機会となっています。
NIMS定年制研究員へのキャリアパス
NIMSの定年制研究員に応募する際に優遇されます。これまでに応募したICYSリサーチフェローの51%が採用されています(2016-2022年度)。現在、約50名のICYS卒業生がNIMS定年制研究職として研究に従事しています。
テクニカル / 事務サポート
特許申請や科研費(科学研究費補助金)等の競争的資金の申請等、研究者が自立して研究を進められるように様々なサポートを行っています。
各種NIMS事務業務や購入手続きなど、英語力のある事務スタッフがサポートします。日本での生活に慣れるためのサポートや緊急時の対応など、必要に応じて各種サポートを得ることが可能です。
ICYS パンフレット
研究論文 / 特許
各ICYS研究者は、毎年平均3本以上の研究論文を発表しています。そのほとんどは、それぞれの分野の主要なジャーナルに掲載されています。
年度 | 論文数 | FWCI | 一人当たりの論文数 | 特許出願件数 |
---|---|---|---|---|
2018 | 54 | 1.17 | 2.5 | 4 |
2019 | 77 | 1.78 | 3.3 | 8 |
2020 | 84 | 1.31 | 2.9 | 21 |
2021 | 106 | 1.64 | 3.5 | 18 |
2022 | 73 | 1.37 | 2.6 | 6 |