溶液化学・構造化学・固体化学・電気化学を基盤とした高性能電池材料の創製
2050年カーボンニュートラル目標達成に向け、蓄エネルギーデバイスの性能革新は喫緊の課題である。マグネシウムやカルシウムなどのユビキタス元素を基幹材料とする蓄電池は、地政学リスクが低いことに加え、多電子反応を活用することで大容量化が可能と見込まれており、再生可能エネルギーの高効率化に資する基盤蓄エネルギー技術として実現が期待されている。
先進電池材料グループでは、このような優れた蓄エネルギー能が期待される多価金属負極蓄電池に着目し、電極、電解液およびその界面の設計開発に取り組んでいる。電池特性を、溶液化学・構造化学・固体化学の見地から要素分解することで構造-特性相関を究明、特性発現の構造的支配因子に対する確かな知見から設計理念を確立し、有機/無機/ナノ材料合成技術を基盤に有望材料を具現化する。既往技術にブレイクスルーをもたらす、高性能電池材料の創製と界面および固体内反応を円滑化する方法論の構築を目指している。