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プレスリリース:
ポータブルなエチレンセンサーの試作機を開発
- 簡単な操作で青果物の適正管理を実現 -

2021.09.08
産業技術総合研究所はNIMSと共同で、植物ホルモンのひとつであるエチレンを、従来とは違う方式で、選択的に検出する試作機を開発した。

ポイント

・青果物を成熟・老化させるエチレンを選択的に検出するポータブルなセンサー装置を試作
・2021年10月からレンタル開始
・青果物の食べごろを知らせ、フードロス削減への貢献に期待

概要

産業技術総合研究所【理事長 石村和彦】 (以下「産総研」という) ナノ材料研究部門【研究部門長 原重樹】 電子顕微鏡グループ 古賀健司 主任研究員、触媒化学融合研究センター【研究センター長 佐藤一彦】 革新的酸化チーム 洪達超 主任研究員は、物質・材料研究機構【理事長 橋本和仁】 (以下「NIMS」という) 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 石原伸輔主幹研究員と共同で、植物ホルモンのひとつであるエチレンを、従来とは違う方式で、選択的に検出する試作機を開発した。本試作機は、ポータブルで、簡単な操作により、青果物 (野菜や果物) の品質管理で鍵となるエチレンガスの濃度を貯蔵や物流時に容易に測定できる。

この技術の詳細は、2021年9月9日の科学技術振興機構 (JST) の新技術説明会 (オンライン開催) および2021年10月13~15日のパシフィコ横浜 (神奈川県横浜市) で開催されるBioJapan 2021にて発表される。
プレスリリース中の図 : エチレンセンサーの試作機
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