センタ-概要




「構造材料とくに鉄鋼材料に未だ研究することがあるのですか?」という問いを聞くことがあります。この質問に対しては「自動車などの輸送機器で現在使われている材料で研究をやめたものはありますか?」と問い返すようにしています。自動車や精密機器などの輸出で成り立っている加工貿易国日本。これら製品の競争力を維持するために構造材料の研究は日夜休みなく続けられているのです。研究をやめると時代にマッチした優れた材料を提供できずに工業製品の競争力が低下してしまいます。研究の歴史が長い構造材料ですが、受身ではなく積極的に研究課題を見出す努力と能力が必要です。
 私たちのセンターでは、社会基盤構築と加工貿易国日本を支える構造材料研究を環境・エネルギーの視点から推進していきます。従来技術の延長線上ではなく新しい技術手法によって、現在の材料特性およびプロセス技術の壁を打ち破ります。新しいメタラジーとプロセス技術を発明提案するとともに、要求特性に応える理想組織像の明確化とその限界特性の理論的裏付けを提示します。ご支援ご鞭撻をお願いいたします。

組織 (H21.4.1より)



組織
(H19.4.1よりH21.3.31まで)