日本、中国、韓国を中心とする国際会議等の定期開催や、欧米を含めた内外の主要研究機関との連携・交流を積極的に推進し、世界の鋼鉄研究の発展に主導的に貢献します。

研究協力の覚書調印(MOU)
外部連携

研究協力の覚書調印(MOU)

ベルゴロード大学とMOUを調印
締結日
2009年7月23日


新構造材料センターは、ロシアのベルゴロード大学Centre of Nanostructural Materials and Nanotechnologiesと共同研究に関する覚書(MOU)を調印しました。





写真
左から木村勇次主幹研究員、津崎兼彰センター長、Andrey BELYAKOV
主席研究員



KIMSとMOUを調印
締結日
2008年7月17日

新構造材料センターチタングループは、韓国昌原(チャンウォン)市にある材料科学研究所(KIMS)材料プロセス部門と研究協力に関する覚書(MOU)を調印しました。KIMSは韓国機械研究所(Korea Institute of Machinery and Materials,KIMM)の材料部門が2007年に独立したものです。今後、両機関は、Ti2AlNb基高温用チタン合金に関して、研究情報の交流、人的交流、材料開発や評価に関する共同研究などを推進していく予定です。

写真

左から江村主任研究員、津崎センター長、Yong Tai Lee博士(KIMS)



Monash大学とMOUを調印
締結日
2007年3月16日
新構造材料センター軽量材料グループと磁性材料センターは、豪州Monash大学ARCセンターと研究協力に関する覚書(MOU)を調印しました。


写真左から向井軽量材料グループリーダー、宝野磁性材料センター長、津崎新構造材料センター長、Barrington C.,Muddle Research Director、Astrid Nordmann, Chief Operating Officer

中国鋼鉄研究総院(CISRI)とMOUを調印
締結日2006年6月28日

  新構造材料センターチタングループは、中国北京の鋼鉄研究総院(CISRI)高温材料研究所Ti-Al系金属間化合物研究センターと研究協力に関する覚書(MOU)を調印しました。CISRIは鉄鋼冶金に関する総合研究所として1952年に設立されました。発足当時は冶金工業部に属していましたが現在は国務院国有資産監督管理委員会に属しています。1999年に大幅な機構改革を行い、構造材料、機能材料、高温材料などの合金開発からその実用化・販売、輸出入業務までを行う大型科技型の企業に生まれ変わりました。高温材料研究所では、チタン合金、ニッケル合金を対象に、高性能化や実機部材の製造に関する研究を積極的に押し進めています。今回MOUが調印されたのを機会に両機関は、Ti2AlNb基高温用チタン合金に関して、研究情報の交換、人的交流、共同研究などをより積極的に行う計画です。
写真 左から萩原チタングループリーダー、李教授(高温材料研究所Ti-Al系金属間化合物研究センター主任)


下記からは超鉄鋼研究センタ-当時

ヴァージニア大学とのMOUを調印
締結日
2006年1月12日

 超鉄鋼研究センターは、ヴァージニア大学の材料工学科と研究協力に関するMOU(覚書)を調印しました。両機関は苛酷環境下においても高特性を発揮できる構造用金属材料に関して、研究者の交流、研究情報の交換、ワークショップの開催、共同研究の推進などを行う予定です。同学科はアメリカ東部における材料研究拠点のひとつであり、物理・化学を含めた幅広い分野で興味深い研究が数多く行われています。また産官学連携研究も活発です。今回の研究協力により、構造材料を中心とした分野において多くの研究成果が期待できます。
写真 左から津崎副センター長、長井センター長、ギャングロフ教授、ハウ教授

 


マックスプランク鉄鋼研究所とMOUを調印 
締結日:2004年2月26日

 超鉄鋼研究センターはマックスプランク鉄鋼研究所(MPIE:ドイツ・デュッセルドルフ市)とMOU(覚書)を調印しました。NIMSからは永年同研究所と親交のの深い齋藤鐵哉監事(左1)、長井センター長(左4)、井上忠信主任研究員(右2)が、MPIEからは、全所長のPeter Neumann教授(右1)、Martin Stratmann所長(右4)、Herbert Wilk事務局長(左2)などの方々が調印式に臨みました。覚書内容は、永年の交流をベースとして、両者の相互訪問・人材交流、さらに両者が協力して国際的な鉄鋼に関する研究成果交流を促進することなどを合意しています。当日は記念シンポジウムを催し、相互の研究紹介を行い相互理解を深めました。今回は他にドイツ鉄鋼協会及び同付属研究所BPI、アーヘン工科大学等も訪問し、主に塑性加工分野の研究状況の調査で出張した際に、調印したものです。両国に留まらず、鉄鋼材料基礎研究の今後の国際交流促進に大いに寄与するものと期待されます。

ドイツ・シュツッツガルト大学材料試験研究所(MPA)とMOUを調印
締結日
2002年10月11日

 当機構超鉄鋼研究センターと材料基盤情報ステーションは、2002年10月11日に、ドイツ・シュツッツガルト大学材料試験研究所(MPA)と研究協力の覚書締結しました。今回の協力内容は、人材交流や共通テーマでのワークショップを開催することにより、先進鉄鋼材料研究や材料信頼性研究の分野で、国際交流を促進することが基本となっています。覚書締結に先だって、10月10、11日の両日、発電用9-12Crフェライト鋼に関するMPA-NIMSワークショップが開催されました。先進耐熱鋼開発、実プラントで使用されている耐熱鋼の長時間クリープ強度強化、寿命予測などに関して約30件(うち、NIMSから10件)の研究発表と活発な討論が行われました。今回のワークショップは、2000年3月MPAで開催した第2回に続く第3回で、ドイツ、日本、英国など14ヶ国から約100名の研究者が参加しました。次の第4回は、2004年3月頃にNIMSで開催するする予定です。今後、両機関を軸に研究交流が進めば、耐熱鋼だけなく各種構造材料について、ヨーロッパ諸国との材料研究の連携・協力が大きく発展するものと期待されます。
写真 左からMPAのVice Director Dr.Maile,MPA Director prof.Roos、材料基盤情報ステーション長 八木、超鉄鋼研究センター長 長井

ブラチスラバ溶接研究所とMOUを調印
締結日2003年7月3日 

 TWI(英国溶接研究所)、バトン溶接研究所(ウクライナ)などヨーロッパにおける重要溶接研究所の1つであるスロバキアのブラチスラバ市にある溶接研究所(VUZ)を長井寿超鉄鋼研究センター長とともに訪問し、7月3日、VUZのPeter Klamo所長と研究協力覚書(MOU)を取り交わしました。(写真)。VUZは、溶接のメタラジー分野基盤を有し、ここではプロジェクト研究実用・商品化さらにコンサルタント業務までを一環実施している点に特徴があります。また旧金材研への派遣留学もあり、人的交流も深めた関係にありました。VUZは、研究はもとより、溶接教育や溶接技術認定を実施し、研究所内にはサテライト的な会社組織を持ち、研究者、教育者約100人、テクニシャン等を含めて約300人を有する総合的溶接研究機関です。NOUの締結で、高強度鋼溶接継手評価や溶接材料開発を発端とし、溶接メタラジーに関する研究協力、情報交流や人材交流をより活発にし、ヨーロッパにおけるパートナーとして、強固な関係を築いていきたいと思っております。今回の訪問においても低変態温度系溶接材料にも強い関心を示して頂き、さらに若手研究者のNIMS派遣も検討頂けるなど我々にとって有意義な調印式となりました。
写真 前列左から、署名後のKlamo VUZ所長と長井超鉄鋼研究センター長 後列左からMraz溶接試験研究部長と平岡溶接グループアソシエートディレクター)

 中国鋼鉄研究総院とMOUを調印 
締結日2002年4月6日
 

 ICASS開催期間中の5月22日、超鉄鋼研究センターはNIMSに中国鋼鉄研究総院(CISRI)のTian副理事長、Dong鉄鋼材料研究部長を招き、MOU(覚書)調印式を執り行いました。お二人とセンターを代表して長井センター長、津崎副センター長がMOUに署名しました。調印式には、光栄にもWeng中国金属学会長、齋藤NIMS理事に立会人として同席していただきました。4月上旬に岸理事長を筆頭にCISRIを訪問した際に予備交渉を行い、Gan理事長との間で既に基本合意していますので、和気あいあいとした調印式となりました。今回の合意内容は、両者の相互訪問、人材交流、さらに共通テーマでの国際会議等の企画、支援を含めて、両国を始めとした国際的な鉄鋼に関する研究成果交流を促進することが基本となっております。この合意に基づき、今秋にも上海で自動車材料に関するワークショップを企画することなどが既に始まっています。また、第2回ICASSを成功させるための礎のひとつとなると確信しています。このように両者の共同作業が成果を結んでいけば、中国-日本さらには韓国を含めた材料研究の東アジア連携が大きく発展するものと期待されます。




外部連携
平成21年7月23日ロシアのベルゴロード大学Centre of Nanostructural Materials and NanotechnologiesのAndrey BELYAKOV主席研究員が来所され、研究協力の覚書調印、講演、研究者との討論をされました。
講演題目:Microstructure Evolution in Stainless Steels during Large Strain Processing and Subsequent Annealing



平成20年11月21日リソ国立研究所(デンマーク)のNiels Hansen先生が来所され、講演、研究室見学、研究者との討論、理事長との懇談をされました。
講演題目:Nanostructures in Deformed Metals and Their Annealing Behavior




平成20年10月31日 コロラド鉱山大学名誉教授のProf.G.Krauss先生が来所されました。神戸で開催された第17回熱処理国際会議に参加された機会を利用してNIMSをご訪問頂きました。先生は金属材料研究所時代の30年前から当機構を度々訪れられ超鉄鋼研究プロジェクト遂行に関してもアドバイスをいただきました。今回は、研究室見学、講演にあわせて、NIMS若手研究者との研究討論にご参加頂きました。











 平成19年6月11日 CISRI海洋腐食研究所 韓所長他4名がNIMSに来訪され腐食実験室・暴露試験場の見学を行いました。







 平成19年7月5日 CISRI高温材料研究所Ti-Al系金属間化合物研究センター李教授、張教授(高温材料研究所副所長)がNIMSに来訪されました。







 平成19年3月26日 Los Alomos National Laboratory Dr. Ellen K. Cerreta がNIMSに来訪されました。







  
 平成19年1月30日 イリノイ大学のIan Robertson教授がNIMSに来訪されました。NIMS主催のご講演と新構造材料センター津崎センター長との懇談会を行いました。







 平成19年1月14-16日、米国バージニア大学(Uva)において、Uva-NIMS腐食科学共同ワークショップを開催しました。このワークショップはUVaとのMOUに基づいて企画されたもので、NIMSからは、新構造材料センター、材料信頼性センター、材料ラボ、コーティング・複合材料センターの腐食科学研究者ら計8名が参加し、大気腐食、水素脆化、局部腐食などに関するお互いの研究発表、討論を行い、今後の両機関の連携について話し合いました。