研究プロジェクト
希少元素や有害元素を使用せずに高機能な物質・材料を開発
本プロジェクトは、「第3期科学技術基本計画」において「資源問題解決の決定打となる希少資源・不足資源代替材料革新技術」の研究開発として、文部科学省が経済産業省と連携して実施している事業のひとつです。物質・材料を構成しその機能・特性を決定する元素の役割・性格を研究し、物質・材料の機能・特性の発現機構を明らかにすることで、希少元素や有害元素を使うことなく、高い機能をもった物質・材料を開発することを目的としています。
研究の切り口として、具体的には
- 豊富で無害な元素あるいは物質による代替材料の研究
- 戦略元素の有効機能の高度活用
- 元素有効利用のための実用材料設計技術
が考えられており、平成19年から5年の研究期間の終了後に、実用化に向けた研究段階に移行することを目標として、基礎・基盤的な研究を推進することとしています。
2012.12.6 更新 [プレスリリース]
結晶粒界で磁気物性が上昇する現象を発見
今後の磁性材料開発に向けた新たな設計手法の手がかりへ
2012.9.24 更新 [プレスリリース]
金属ガラスの異常軟化現象と剪断帯抑制効果を発見
“構造若返り”の利用で金属ガラスに常温加工の可能性を示唆
2012.3.12 更新 [プレスリリース]
ブラウン管破砕カレットを利用した放射線遮蔽材開発、実用化へ前進
リサイクルしたテレビのブラウン管の放射線遮蔽利用へ民間が技術開発
2012.1.6 更新 [プレスリリース]
世界の飲み水を救うために
飲料水に含まれる有毒ヒ素の容易かつ迅速な除去材を開発
2011.07.27 更新 [プレスリリース]
汚染水中のヨウ素とストロンチウムの除去材を開発
塩素やミネラルを含む汚染水からも選択除去可能で 原発処理利用へ期待
2011.07.25 更新 [プレスリリース]
テレビ用ブラウン管ガラスの廃材に高い放射線遮蔽能力
地デジ化で大量廃棄が予想されるブラウン管テレビが原発事故対策に有効