基礎基盤研究
1) 指導原理 (新たな超鉄鋼材料創製)
新たな超鉄鋼材料創製のための指導原理の探索及び確立と未解明現象の解明に不可欠な革新的解析技術の開発を目指します。
■ 成 果
- 新しい高温強度発現機構を提示(Cフリーマルテンサイト合金、析出強化型高Crフェライト鋼)
- 緻密な合金被膜作成技術による表面安定性の革新的向上を実証
- ナノレベル解析により、遅れ破壊に強い理想組織像を提示 (Fig. 1)
- ローカルアプローチによる水素割れ感受性の定量評価法

2) ナノーメゾーマクロ多階層評価・解析
超鉄鋼材料研究で生まれてきている、新しい解析法・評価法並びにナノーメゾーマクロ多階層データ (Fig. 2 参照)、長時間データを標準化するとともに、次世代の新しい芽を探求していきます。
■ 成 果
- フェライト耐熱鋼のクリープ、高強度マルテンサイト鋼の疲労、耐候性鋼の腐食を対象に、TEM、AFM、超微小硬さ試験機を用い、ナノーメゾーマクロ多階層評価・解析技術の開発に取り組んでいます。
- 10万時間クリープ強度、100億回ギガサイクル疲労強度、10年大気暴露腐食特性を求めています。
- クリープ加速評価法、ギガサイクル疲労加速試験法を提案しています。

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