ドイツ・シュツッツガルト大学材料試験研究所と研究協力の覚書締結およびMPA−NIMSワークショップ


当機構超鉄鋼研究センターと材料基盤情報ステーションは、2002年10月11日に、ドイツ・シュツッツガルト大学材料試験研究所(MPA)と研究協力の覚書を締結しました。今回の協力内容は、人材交流や共通テーマでのワークショップを開催することにより、先進鉄鋼材料研究や材料信頼性研究の分野で、国際交流を促進することが基本になっています。  

MPAとのMOU
(左から)MPAのVice Director Dr. Maile、 MPA Director Prof. Roos、材料基盤情報ステーション長 八木、超鉄鋼研究センター長 長井
覚書締結に先だって、10月10、11日の両日、発電用9-12Crフェライト鋼に関するMPA-NIMSワークショップがMPAで開催されました。

先進耐熱鋼開発、実プラントで使用されている耐熱鋼の長時間クリープ強度評価、寿命予測などに関して約30件(うち、NIMSから10件)の研究発表と活発な討論が行われました。

今回のワークショップは、2000年3月MPAで開催した第1回、2001年3月NIMSで開催した第2回に続く第3回で、ドイツ、日本、英国など14ヶ国から約100名の研究者が参加しました。次の第4回は、2004年3月頃にNIMSで開催する予定です。  

今後、両機関を軸に研究交流が進めば、耐熱鋼だけでなく各種構造材料について、ヨーロッパ諸国との材料研究の連携・協力が大きく発展するものと期待されます。


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