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日本金属学会 2025年秋 RCSM受賞者

2026年9月23日、NIMS構造材料研究センター(RCSM)の石井 秋光 研究員、宇多田 悟志 研究員が公益社団法人日本金属学会 令和8年度「奨励賞(学術部門)」を、國近 まりや さん(2025年度までRCSMに所属)が、染川 英俊 グループリーダーとともに「新進論文賞(Materials Transactions部門)」を受賞しました。
また同日、宇多田 悟志 研究員は同会の第21回 JIMM Early Career Leader International Scholar Awardも受賞しました。

日本金属学会(学術部門)奨励賞
受賞業績:数値シミュレーションによる焼結挙動予測の高精度化と実用化に向けた計算・データ科学基盤の構築

石井 秋光 研究員は、焼結部材のミクロ組織形成過程を予測するためのフェーズフィールド法を用いた数値シミュレーション技術の研究開発を実施してきました。計算状態図と連携可能な新モデルの構築を通じたネオジム焼結磁石のミクロ組織形成予測や、実験データとシミュレーションを融合するデータ同化技術の応用による高精度焼結シミュレーションの実現などの成果が高く評価され、今回の受賞にいたりました。現在はシミュレーションモデルの高度化や外場支援焼結への応用を進めており、今後のさらなる発展が期待されます。

石井 秋光
賞状
授賞式の様子

日本金属学会(学術部門)奨励賞
受賞業績:Ni基単結晶超合金のプロセスと高温特性の関係に関する研究

宇多田 悟志 研究員は、ガスタービン用Ni基単結晶超合金の製造プロセスと高温特性の関係についての研究に尽力してきました。主な業績としては、タービン翼製造時の微細な変形損傷が高湿クリープ寿命を支配するミクロ機構の解明と組織補修熱処理技術の開発や、デジタル画像相関法を応用した高温変形異方性評価装置の構築、廃棄部品を再生するリサイクル法の実証などが挙げられます。現在では、経済合理性と優れた高湿特性を両立させた実用的な新規超合金開発を推進しており、今後のさらなる発展が期待されます。

宇多田 悟志
賞状

日本金属学会 新進論文賞
論文:Mechanical Properties of Powder Metallurgy Extruded Al Based Composites Using Sheath

國近 まりや さんは、NIMS-同志社大学連携大学院制度を通じて取得した共同研究成果を下記論文として報告し、若手研究者の論文のなかで、学術上特に優秀なものと認められ受賞にいたりました。

  • 國近 まりや Mariya Kunichika (同志社大学/ NIMS ~2026年3月末)

    構造材料研究センター 材料創製分野軽金属材料創製グループ

    NIMS受入担当:染川 英俊

賞状

日本金属学会 2027 JIMM Early Career Leader International Scholar Award

公益社団法人日本金属学会では、若手研究者・技術者の活動の活性化と、TMS(The Minerals, Metals and Materials Society)との国際交流促進を目的として、JIMM/TMS Early Career Leader International Scholar Programを実施しています。受賞者は日本金属学会を代表する若手研究者としてTMS Annual Meetingに派遣され、講演発表および表彰を受けます。
宇多田 悟志 研究員は、2027 TMS Annual Meeting(2027年3月14日~18日、米国フロリダ州オーランド)に派遣され、会期中には、講演発表「High-temperature properties of Ir-modified Ni-base single-crystal superalloy TMS-238」を行う予定です。

宇多田 悟志
賞状