正しく表示されない方はこちら
物質・材料研究の『使える!メールマガジン』
臨時増刊号
 
2022.11.10
材料研究の最新成果発表週間
NIMS WEEK 2021ロゴ
11/14[月]-11/15[火]
今年イチオシの材料はコレだ!4

今年ぜひNIMS WEEKでご覧いただきたいNIMSイチオシの材料や技術を、メルマガ読者の皆様だけに一足先にお届けします!(次号は11/11配信予定)

FILE. 6
省電力パワーエレクトロニクスを
実現する新技術
ダイヤモンドトランジスタ
山口 尚秀 (国際ナノアーキテクトニクス研究拠点)
ダイヤモンドトランジスタの写真

電車やエレベーターのインバータ、ロボット駆動、様々な機器の電源などでは、大きな電力を扱うパワーエレクトロニクス用の電界効果トランジスタ(FET)が必須です。ワイドギャップ半導体のSiCやGaNを用いたFETが実用化されていますが、より大きな耐電圧と高速動作が期待できるダイヤモンドFETが注目されています。
NIMSは、ダイヤモンド電界効果トランジスタのゲート絶縁体に六方晶窒化ホウ素を用いることで、低損失・高速動作に重要な正孔移動度を大きく向上させました。 安全上重要なノーマリオフ動作も確認しました。 より過酷な環境で使用できる省電力パワーエレクトロニクスの開発につながる新技術を、NIMS WEEKでたっぷりお見せします!

山口 尚秀 ヤマグチ タカヒデ
11/15(火)登場情報
山口研究員の顔写真
10:00~15:05
NIMS最新成果ポスターセッション
「ダイヤモンド高移動度トランジスタ」
11:50~12:50 / 14:05~15:05
研究者と直接対話できる! コアタイム
→NIMS WEEK 2022【事前登録】
FILE. 7
光を使って圧力を検知!
マシュマロに似た触覚センサー
早瀬 元(国際ナノアーキテクトロニクス研究拠点)
触覚センサーの写真

これまで主に断熱材として開発されてきた“マシュマロゲル”(柔軟なマクロ多孔体)に、指などの圧力を検知する“触覚センサー”としての機能を持たせることに成功しました。この技術は、多孔体内に照射された光が散乱されて戻ってくる量が変化することを利用しています。光の照射と戻り光の検出には、市販のフォトリフレクタモジュールを用いました。多孔体に光を照射すると、高分子骨格で散乱されて、光源近傍の広範囲に光が到達し、その一部が光検出器に戻ってきます。圧が加えられると、骨格密度上昇に伴う散乱回数の増加によって光が減衰していくため、光検出器の開口角内に戻る量が減ってしまいます。圧縮歪みに対して光検出電位を追いかけると、再現性良く応答することが確認されました。ロボット用センサーなどへの応用が期待されるこの新技術、NIMS WEEKでぜひご覧ください!

早瀬 元 ハヤセ ゲン
11/15(火)登場情報
早瀬研究員の顔写真
10:00~15:05
NIMS最新成果ポスターセッション
「柔軟マクロ多孔体を用いた光学式触覚センサー」
11:50~12:50 / 14:05~15:05
研究者と直接対話できる! コアタイム
→NIMS WEEK 2022【事前登録】
\ 今年は東京国際フォーラムで開催 /
NIMS WEEK 2022ロゴ
材料研究の最新成果発表週間
11/14[月] - 11/15[火]
参加無料[事前登録制]
※オンライン配信はご用意しておりません

※本メールマガジンは、配信を希望された方にのみ、お届けしております。
※本メールマガジン掲載のテキスト、画像、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。

国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1

登録解除