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手術で用いられる医療用接着剤には、創傷に対する高い接着性とともに、組織癒着などの術後合併症を防ぐため周囲組織に対する非接着性も求められます。さらに手術時に取り扱いが容易で操作性が良いことも重要です。既存の材料では、これらすべての要求を達成することは困難でした。
西口が開発した医療用接着剤は、ホットメルト接着材のように温度で性質が変わる材料。体温以上の液状では組織浸透性が高く、体温でゲル化すると創部に強く接着します。加えて1液性なので取り扱い性が良く、からだの中で分解されて消失するため、従来技術の問題点の改善が見込まれます。医療現場に革新を起こす新材料をNIMS WEEKで！

	「温めて塗るだけで傷を治す医療用接着剤を開発」（プレスリリース　2022.5.19）
	「がん手術後の炎症を抑える粒子状の被覆材を開発」（プレスリリース　2019.7.30）

西口 昭広 ニシグチ アキヒロ 11/15（火）登場情報

	10:00～15:05 NIMS最新成果ポスターセッション 「温めて塗るだけで傷を治す医療用接着剤」
	10：35～10：50（15分） NIMS研究者による最新成果講演 「温めて塗るだけで傷を治す医療用接着剤」
	11:50～12:50 / 14:05～15:05 研究者と直接対話できる！　コアタイム

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水素社会の実現においては、分離フィルターや水素吸蔵合金、構造材料において水素透過の可視化が重要です。例えば構造材料は水素の透過により脆化しますが、脆化を防ぐために行う水素拡散防止膜や表面改質の機能試験手法は、実験的制約から評価結果についての信頼性の確保が困難でした。
板倉が開発したオペランド水素顕微鏡は、試料を透過する水素の位置と量を走査電子顕微鏡の分解能でリアルタイムに計測できます。長時間に渡る計測や水素透過の様子の時間的な変化を追跡することも可能です。オペランド水素顕微鏡を用いることで、試料組織と水素の透過性や、水素拡散防止被膜の性能確認を高い精度と信頼性で行うことができます。水素社会の扉を開く新技術、NIMS WEEKでご覧ください！

【NIMS公式YouTube動画　まてりある’s eye】 「金属をもろくする水素の動きが見える！世界唯一の電子顕微鏡」

板倉 明子 イタクラ アキコ 11/15（火）登場情報

	10:00～15:05 NIMS最新成果ポスターセッション 「水素を見る顕微鏡」
	11:50～12:50 / 14:05～15:05 研究者と直接対話できる！　コアタイム